北斗の拳 イチゴ味 6 ((ゼノンコミックス))

著者 :
制作 : 河田雄志 
  • 徳間書店
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本棚登録 : 85
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199803697

作品紹介・あらすじ

下郎に愛されて150(イチゴ)万部突破!!!満身創痍ゆえに不器用さが悪化していくレイ。シンのところには天帝ルイが預けられ、お兄ちゃん属性発動!?ユダはケンシロウの無想転生に加わるため、紅鶴拳の牙を研ぐ武者修行に旅立つ!!そして、南斗DE5MENニューシングルは玉置浩二『メロディー』!!姉・行徒が描くきれい過ぎるシン外道伝も特別収録!!巻末には昨年放送したTVアニメでシュウ役・諏訪部順一氏より収録裏側コメント掲載!!

感想・レビュー・書評

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  • 失礼なのは承知で、漫画読みとして、この(6)を読んで感じたことを素直に書き表すなら、「盛り返してきたな」だった
    ここまでの巻は、どれも面白かった。捧腹絶倒、そう表現するに値するギャグだった。だが、勢いが失速してきた感がやや出始め、巻数を重ねても、その前の巻、つまりは壁を壊すだけの力を感じなくなっていた
    しかし、この(6)は、どういうわけか、いきなり、面白さが復活し、(5)を超えていた。正直なトコ、そう感じた理由は分からない。河田先生ないしは行徒妹先生に、何かがあったのだろうか?
    まぁ、一ファンとしちゃ、理由は何であれ、面白さが一つ上のレベルになってくれるなら大歓迎。しつこく、その疑問を詰める気もない
    にしたって、相変わらず、本家に真っ向から組み合うわけでもなく、邪道に走りすぎるでもなく、とことん、我が道を突き進んでいるギャグだ。賞賛と尊敬に値するな
    魅力は多い。ケンシロウが実に残念、南斗六星の面々のキャラがとことん崩壊している、ユダvsカーネルと言った、本家では決して観る事が出来ない、夢?の対決が実現している、意外とストーリーに深みがある、などだ
    また、これも今更だが、ターバンのガキを筆頭にした年少者のキャラの立場が、大人より強いってのもある。バットとリンに、これでもかってくらい詰られるレイの姿は哀愁が漂い過ぎて、笑ってやるのが救いになる、と思ってしまうほど
    どの回も笑い過ぎて、肋骨と横っ腹が絶叫したが、個人的に「こりゃ、笑い死が出るぞ」と危惧感を抱いたのは、●愛と童貞と長兄の巻 『待ち人ラオウ』だ。ラオウを置き去りにして、愛について語るハンとシャチのシリアスな空気がもう居たたまれなくて笑いしか出ない。童貞論、流行りそうなタイトルだ
    この台詞を引用に選んだのは、この手のギャグらしく、一周回って奥深さを感じるものだからだ。結果でなく、記憶に残る努力、確かに男の人生に於いて、それは蔑ろにできない。名言により、強烈な散り様を、強敵に刻んでこそ、人生の勝者なのだろうか・・・・・・

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著者プロフィール

■行徒妹・・・・・・「くのいち一年生」(アクションコミックス)でデビュー。その後、WEBコミックぜにょんにて「北斗の拳イチゴ味」を執筆。原哲夫に似せた絵でシュールなギャグという新たな北斗の世界を作りだし、大ブレイク。

「2018年 『北斗の拳 イチゴ味 ⑨』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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