タレソカレ 2 (ゼノンコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 35
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199803741

作品紹介・あらすじ

ビックリ&ほっこりが止まらない☆新感覚動物“擬人化“漫画ついに完結!!
・ツンデレ猫のハナビが、飼い主(マナミ)の恋人と初対面――!!
・インコのアオちゃんは、卵を産んで性格が豹変…!?
・ワイルド系ヒゲ男子の帰宅を待つのは、ゆるふわ系美男子ウサギ?
などなど、ペットと共に生きることの楽しさや幸せがてんこもりに詰まった最終第②巻♪

感想・レビュー・書評

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  • 待ちに待っていた(2)で、完結している、とは思ってもいなかったのでショック。思わず、書店でコミックスを手にしたまま、しばらく固まってしまった
    読んだら、(1)より更に面白くなっていたので、「何で終わっちまってるかなぁ」と改めて、完結を受け入れたくないキモチが込み上げてきた。しかしながら、モリコロス先生自身が元々、全2巻のつもりで、話を進め、納得して幕を引いたなら、読み手である私らは何も言う権利はなく、出来る事と言えば、こうやって、本気の感想を書く事くらいだ
    動物系の漫画としては、相当に斬新の部類に入るんじゃないだろうか
    動物の擬人化ってのは珍しくもないが、それは美少女が多く、その動物だ、と察せる耳や尻尾などのパーツが残っているコトが多い
    しかし、モリコロス先生の手にかかると、動物らの姿は完全に人間で、動作も人間らしいので、本当の姿が描かれるまで、どちらが動物で、人間か、判らないほどだ。しかし、その不明さが、この『タレソカレ』の魅力
    とどのつまり、人間も動物も、さほど変わらないんだな
    レギュラーと言っていいかは定かじゃないが、洋一とマナミさんの恋路がハッピーエンドではなく、しょっぱい終焉を迎えていた点は驚いた
    しかし、これはどちらが悪いって話じゃなく、互いに家族を最優先したからこその決断。恋人と家族、それを天秤にかけるのは辛かったと思うが、答えを出す事から逃げなかった二人は尊敬に値する
    野生動物系の話から、お気に入りを選ぶなら、自分的には第39話だ。好きな動物が虎ってのもあるが、敬うと同時に恐れている存在から身を守る手段を人が備えているトコも自然の厳しさだな、と感じたので。先達から伝えられてきているジンクス(?)は多少、バカバカしいものでも、効果があるからこそ途絶えていないのだから、素直に実践すべきだろう
    この台詞を引用に選んだのは、これこそ、『タレソカレ』でモリコロス先生が読み手に言いたい事なんじゃないかな、と勝手に胸を打たれたので。ペットは家族だ、と無駄に良く作った外面で言う割に、人は身勝手に動物を害し、捨て、蔑ろにする。穏当じゃないかも知らんけど、ペットを守るための法律と罰則は、もっと厳しくてもいいだろう。もちろん、これがモリコロス先生が言いたい事じゃないのは百も承知だ。しかし、ペットが受けた体と心の苦痛を想像もできない人間に動物を飼育する権利はない。ペットはてめぇらの、「誰かに褒められたい」、「大勢に注目されたい」って浅い欲を満たす道具じゃねぇんだよ

  • 今巻で終了はちょっと残念。元々2巻の予定とは作者後書きにも有りましたがね。

  • この巻で完結だそうです。
    オムニバスショートストーリーなので、単発で沢山の動物擬人化?をみられるのはいいのですが、固定のキャラクターのストーリーがもうちょっと読みたかったかなと。
    2巻め登場の、ゲンちゃんとたまのコンビニ、結構好きだったなー。
    マナミと洋一くんは、仕事仲間としての繋がりになるんでしょうね。
    オドオドとルリルリが、ウサ吉と草食べ仲間として出会うの可愛かったです。

  • おもしろかったからもっと長く読みたかったな。
    シャチはゾッとする。

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著者プロフィール

モリコロス:代表作「のぼさんとカノジョ?」「タレソカレ」「咲けよ花咲け!」

「2023年 『猫と紳士のティールーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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