- Amazon.co.jp ・マンガ (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199804076
作品紹介・あらすじ
江口一、10歳、小学五年生、早生まれ。
寡黙な彼の視線は、どんな時でもちょっとエッチな瞬間「ちょいエロ」を見逃さない!
汗に透けるブラジャーを、前かがみになった時のパンティーを、
ボタンを弾き飛ばしたおっぱいも、全てをその眼に収める江口くんを見逃すな!
Twitterでも話題を呼んだ『よこしまな江口くん』がパワーアップ!ボーイ・ミーツ・ムフフ・ショートストーリー!
感想・レビュー・書評
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ほぼ言葉を発しない、主人公江口くんが見つけるちょっとエロいシーン、なんと言うか表紙ほどのエロさはないんですよ。ほんと、基本的には江口くんを愛でる漫画だと思います。
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「変態という名の紳士」。不可抗力以外のお触りなしの見るだけに賭けるエロに隙がない少年。
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タイトルが変わっても、良いものは良い、そういうことだ
いや、前作を読んでいる人間なら、恐らく、野澤先生の成長に気付いたな
画力もそうだが、何より、ストーリーの組み方と、ここぞってシーンの魅せ方が上手くなった、と私は感じた
少ないページに、面白さ、深さ、エロさ、それらをバランス良く込めるセンス、それは帯に応援コメントを書いてくださったアズ先生、アズ先生と同じ戦場、週刊ヤングマガジンで急成長中の蘇募ロウ先生にも匹敵する
主人公の江口くんは、小学五年生だ
しかし、男が男を尊敬するのに、身長や人種、年齢など関係ない
言動、信条、生き様に心が揺さぶられれば、そこに尊敬が生まれるのだ
江口くんが、中学生や高校生ではなく、小学生だからこそ、状況にリアリティがあるのだろうな。もし、小学生以上だったら、下品な内容になっていただろう、と確信できる
ある意味、女性のエロさに穢れなき尊さを、惜しみなく感じ取れるのは男子小学生までだろう。その感動を得るために、努力できる小学生は、ほんと一握りだけだ。その姿勢に、私はリスペクトを抱く
ただ、まぁ、世のお母さん方が、自分の息子がこの漫画を持ち、聖書扱いしていた際のショックを想像すると、さすがにしょっぺぇ気持ちにはなる
小学生の頃から、軽微なエロに触れる事で、己の性癖を知り、他者を害さない理性を育てるべきだ、と常々から思っちゃいるけど、如何せん、このシリーズは、小学生にゃ早いよな、とは思う。『手品先輩』や『何でここに先生が!?』も同様だ
何ならいいんだよ、と聞かれたら困るが、とりあえず、自他ともに認めるおっぱい星人である尾田栄一郎先生の『ONE PIECE』や、鈴木央先生の『七つの大罪』あたりか。もうちょい内角を攻めてもいいなら、クール教信者先生の『小林さんちのメイドラゴン』、浜田よしかづ先生の『つぐもも』がギリだろう
とりあえず、この作品が書店で気になった男子小学生たち、今は雌伏の時だ。小学生としてすべき事を修め、心が健やかさを増した時、きっと、江口くんが合図を出してくれるだろう
実際問題、こうやって偉そうに騙っている私だって、作中で、江口くんの違いの分かりっぷり、フットワークの軽さ、凄いとしか言いようのない嗅覚に対しては、唖然とさせられているのだ
どの回も、学ぶべき点ばかり。その中でも、私の鼻の粘膜に大打撃を与えてくれたのは、「山の麓は見えないもの」だった。巨乳、競泳水着だけで満足してしまったのなら、まだまだだ。本当に心の目で見るべきは、褐色と白のコントラストだ。江口くんは、そこに気付いた俺に「コクン」をくれるだろうか
この台詞を引用に選んだのは、真剣に深いなぁ、と唸ってしまったので。“ちょいエロ”、そう書くと、良くないイメージを大人らにゃ持たれそうだが、心の成長を促してくれる小さな悦びは、日常のいたるところ、けど、見えづらい所に潜んでいる。それを見つけられるか、見つける努力が出来るか、で人間力が増すか、留まるか、決まってしまうのだろうな
著者プロフィール
野澤ゆき子の作品





