アルテ 10 (ゼノンコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 275
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199805448

作品紹介・あらすじ

枢機卿の大事な客人・イレーネ。
“スペイン貴族“であるということ以外、謎に包まれた今回の仕事相手だが、
その人柄に、アルテは好感を抱き始める。
“彼女の気に入る肖像画を描きたい“
そう意気込み臨んだ下描きだったが、イレーネの関心を引くことができず思い悩むアルテ。
画家としての矜持を賭け、乗り越えなければならない壁が、アルテの前に立ちはだかる。

感想・レビュー・書評

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  • 16世紀初頭・フィレンツェを舞台に、貴族出身の女性画家を主人公とした物語です。
    丁寧な筆致で当時の服装や建物、風景が描かれており、見ているだけで楽しく、また登場人物の発言から垣間見える当時の価値観や風俗も興味深く、勉強になります。
    恋愛要素もありますが焦点はそこではなく、あくまで主人公の精神的、職業的な成長に置かれています。
    読後感爽やかで前向きな気持ちになれるのでオススメです。

  • 謎の女性イリーナの肖像画を描き始めるところから。

    思わぬところからイリーナの正体を知るキッカケが出来て面白かったです。
    次の巻でイリーナも満足する肖像画を描く、という流れに行くための布石の巻だった感じ。
    あまり大きな展開はなかった。

  • 画家だからではなく貴族の女だからという理由で来た仕事だが
    受けるところがある程度アルテが吹っ切れているし
    考え方も変わってきたのだなと思える。
    クライアントがOKを出したのに自分が納得できず
    絵をまだ描きたいというのも彼女らしい。
    やるべきことをやっていないと気づいた時、
    まだやれることがあると笑顔になるのが良かった。

  • イレーネはファナの娘。ハプスブルグ家の王女だった。ということはファナと一緒に幽閉されていたということか。フィレンツェの枢機卿からすれば、滞在するだけでやきもきするのは分かる気がする。
    それにしてもこんな大物と出会ってどうなる?

  • 枢機卿の大事な客人・イレーネ。“スペイン貴族”であるということ以外、謎に包まれた今回の仕事相手だが、その人柄に、アルテは好感を抱き始める。“彼女の気に入る肖像画を描きたい” そう意気込み臨んだ下描きだったが、イレーネの関心を引くことができず思い悩むアルテ。画家としての矜持を賭け、乗り越えなければならない壁が、アルテの前に立ちはだかる。

    イレーネ様が一見すごく親しみやすいように見えただけに、自信のあった下絵に対しての反応はアルテ共々ちょっと衝撃だった。
    その後の話でイレーネ様の複雑な立場などが分かったので、ようやく何を考えてるのか分からない人に輪郭が見えた感じ。
    付き人の勘違いは大事にならんで良かった。いや、十分アルテとしては事件だったろうけど。早とちりで手を下しちゃったら目も当てられない。
    今回もまた悩めるアルテとレオさんの会話は、色気はないものの色々考えさせられた。

  • 枢機卿の大事な客人・イレーネ。“スペイン貴族“であるということ以外、謎に包まれた今回の仕事相手だが、その人柄に、アルテは好感を抱き始める。“彼女の気に入る肖像画を描きたい“そう意気込み臨んだ下描きだったが、イレーネの関心を引くことができず思い悩むアルテ。画家としての矜持を賭け、乗り越えなければならない壁が、アルテの前に立ちはだかる。(Amazon紹介より)

  • 表紙のアルテが大人っぽくて、ほえー、と思ったら中扉の子供アルテが可愛くて、いいなー秘密の大人部屋。ほしい。

    イレーネ様の依頼は、思ってたよりアルテにとって重要な人生の転機になりそう。
    イレーネ様のおおらかなところ、自分も好きです。

    あとアルテが自分の気持ちにこんなに自覚的だったとは、という驚きも。

    今回もおまけマンガ良かった。1ページで毎度いい味で好きです。今回はアルテ母のページとダフネがんばったのページがいいな。

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著者プロフィール

大久保圭: 2011年に鳴海圭名義で「ハンマーハンマー」(フェローズ18号)でデビュー。2012年からは大久保圭にペンネームを変更。2013年から初連載となる「アルテ」を開始している。

「2020年 『アルテ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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