終末のワルキューレ 3 (ゼノンコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199805578

作品紹介・あらすじ

「このマンガがすごい!2019」オトコ編第5位!
「マンガ新聞大賞」第7位!!今最も話題のバトル漫画!!!
「全知全能の神」ゼウスVS「原初人類」アダム、決着!!!
拳骨と拳骨が織りなす熱き闘いを制したのは――!?

そして第3回戦は「大海の暴君」ポセイドンVS「最強の敗者」佐々木小次郎!!!!!

感想・レビュー・書評

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  • なにこの、アダム対ゼウスの無駄に熱い展開。
    次は佐々木小次郎VSポセイドンか。

  • 最高、その感想しか出ないですよ、本当に
    つくづく、私は漫画読み、感想書きとして、未熟だ、と思い知らされています
    まだまだ、最良の漫画をたくさん読みたい、その欲望が渦巻き、つまらない事で死んじゃいられない、と思っています、私は
    しかし、その一方で、この漫画になら殺されてもいいなぁ、この『終末のワルキューレ』が生涯で最期に読んだ漫画になってもいい、と本気で言えます
    どうやったら、こんなにも最高な漫画が描けるのでしょうか

    世辞でも何でもないんですが、少なくとも、今、私の中で、この『終末のワルキューレ』は、現在の、みなぎ得一先生、内藤泰弘先生、平野耕太先生、そして、クール教信者先生をブチ倒しています
    さすがに、一発KOで倒せる相手じゃありません、四人は。梅村先生達は、ゴリゴリの殴り合いの末に勝った感じです

    作品から感じる、読み手へ向けた“殺気”も、ハッキリ言って、藤田和日郎先生と羽海野チカ先生に匹敵しています
    三人が協力している事を差っ引いても、この二人、いや、二匹の怪物に劣らないのは、マジに凄いです
    藤田先生は、弟子の福田宏先生と、週刊少年サンデーの誌面上で、毎回、ぶん殴り合う事で、更に成長しています
    羽海野先生も、化物揃いのヤングアニマルで、正に熊のごとき存在感を醸し、圧倒しています
    そんな二匹にすら勝ってしまうのでは、と戦慄するほど、この(3)で描かれた、アダムvsゼウスの素手喧嘩、ただただ、シンプルな真正面からの殴り合いは凄まじかったです
    決して、一回戦の呂布vsトールの激闘、全力以上を絞り尽くした末に敗北して、イイ笑顔で散った呂布の誇りを貶す意図はないんですが、やはり、漢たる者、喧嘩は素手だな、と感じるほど、熱かったです

    正直なトコを申しますと、ど変態バトルジャンキー爺のゼウスに関しては、良い印象がなかったんですけども、アダムとの戦いに本気モードを出し、なおかつ、外聞も立場も擲って、男としての意地だけで殴り合った姿には、ほんの少し、カッコイイ、と思ってしまいました

    どちらが勝ったか、そこは伏せようかと思ったんですが、やはり、我慢が出来ません
    確かに、結果だけ見れば、死んだアダムは敗者扱いでしょう
    しかし、あのゼウスは先に地面に倒れ、アダムを見上げる形となり、その口から「お前の勝ち」と言わせ、心から「大した男」と認めさせました。その上、人間の魂に希望の光を灯らせました
    呂布と同じく、誇りを最期の一瞬まで失わなかった、気高し敗者、と私は讃えたいです

    そして、第三戦に挑むのは、人類史上で、最も有名な敗北者と表しても違和感がない剣士、佐々木小次郎
    宮本武蔵に負け、死んでも、天下無双だけを目指し、その才能を研鑽し続けた
    彼の「全盛期」は常に今であり、なおかつ、まだ、成長しているのです
    老い、渋みが出ている彼は、間違いなく、これまでの「佐々木小次郎」像を完全にぶった切るでしょう
    その佐々木小次郎が立ち向かうは、あのゼウスに匹敵する危険性の塊たるポセイドン
    佐々木小次郎が壮年、ポセイドンが青年、そんな容姿の差も、これまた、グッと来ますね
    剣士vs鎗使い、一体、どんな戦いになってしまうのでしょうか
    もう、(4)が楽しみすぎて、やっぱり、死んじゃいられませんし、殺されている場合でもありませんね

    どれも強烈で、お勧めの回が選べないほどですが、印象的だったのは、アダムがイブの為に裁判所へ乗り込んだシーンでした
    諸説あるんでしょうが、私は蛇の舌が二股に裂け、手足がない理由には、これを推したいです

    この台詞を引用に選んだのは、アダムの「父」としてのカッコ良さに、ノックアウトされてしまったので
    あくまで、自論ですけど、女性と言うのは、産みの苦しみを体で知って、子供を産んだ瞬間に、母親になると思うんです
    けれど、男は痛くもない、苦しくもない、だから、子供が産まれた時に、父親になれない
    だからこそ、男は育児の時間の中で、少しずつ、努力して、父親になっていくしかないと思うんです
    きっと、アダムも最初から、カッコ良いお父さんじゃなかったはずです
    色々と失敗をして、子供と一緒に成長していったからこそ、最期までカッコイイお父さんとしての姿を、全ての「子」に見せ続けられたのです
    子供を守るためだけに、愛だけを握った拳を使ってこそ、良い父親でしょう
    どれほど、仕事でストレスが溜まろうと、人間関係で疲れていても、自分の子供に暴力を奮う、それは父親失格の行為
    そういう奴には、アダムに拳骨を落としてもらいたいものですよ
    「ハァ、キミまで、そんな事言う。どいつも、こいつも。『憎しみ』?『復讐』?どれもいらない。『なぜ』はない。子供たちを守るのに―――理由なんて、いるのかい」(byアダム)

  • アダムは予測どおりチートだったけど、その戦う理由も戦い方も決着も熱かった。対して次の佐々木小次郎は1巻の参戦者名簿にその名前を見た時から場違い感が拭えなかったんだけど、なるほどそうきたかというコロンブスの卵的キャラ設定…でもその論法でいくと小次郎じゃなくて誰でも(小声)
    ともかく、読者としてもロキと同じく面白いやつ出てきたな!と次巻より始まるバトルにいやでも期待が高まる。誰をとっても本質が子供っぽい神サイドの参戦者に対して人間サイドの小次郎のほうがむしろ悟りの境地に達しているのも面白いところ。

    しかし、神サイドは名簿に載ってる参戦者よりもヘルメスとかロキとか傍観者のほうが不気味で怖さあるよね???
    なんかラグナロク終わった後一波乱ありそう……

  • 少し泣きそうだった

  • やっと人類勝ちました!
    ここで佐々木小次郎負けてたら読む気失せてたかもww

    努力した人間が勝つシーンって何度見ても感動します。(佐々木小次郎がイケメンなので余計にw)

  • 異種格闘技戦はやはり楽しい。

  • 川崎dice
    アダム敗退
    ポセイドン対佐々木小次郎

  • 引き続きシンプルな流れ。それだけに、バトルでもっと駆け引き的なものがあればなぁーとも。
    面白いのだけど淡々とし過ぎているのかも。もう少しオリジナリティで驚かせても良さそう。例えば、神話、歴史にない創作で読者を引き込むような内容を挟むとか。そういう余地があるジャンルなので期待してしまう。

  • 「全知全能の神」ゼウスVS「原初人類」アダム、決着!!!拳骨と拳骨が織りなす熱き闘いを制したのは――!?そして第3回戦は「大海の暴君」ポセイドンVS「最強の敗者」佐々木小次郎!!!!!(Amazon紹介より)

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著者プロフィール

アジチカ: 『嶌国のスバル』(講談社)作画担当(カトウチカ名義)。高い熱量を持つ絵柄は読者の心を熱くする。小5男子を心に飼っている。

「2020年 『終末のワルキューレ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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