タヌキのきょうしつ

著者 :
  • あかね書房
3.86
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本棚登録 : 138
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251005533

作品紹介・あらすじ

昔、広島の小学校で夜になるとタヌキが勉強をしているという新聞記事が載ったことがありました(本当のことです)。タヌキだって勉強したい!学ぶ楽しさはタヌキだって同じなのです。教頭先生の手助けもあってタヌキの小学校は大盛りあがり。けれど時は流れ、世の中は戦の色が強くなっていきます。学校ですら安全な場所ではなくなりました。タヌキの学校はどうなってしまったのでしょう…。たくましく生きる人々とタヌキたちの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 第66回課題図書。低学年の部。課題図書としての評価は、低学年には難しい。「明治」「広島」など、時代の変遷や戦争を理解できるのか?
    特に、1年生にこの情報量は、大人に読んでもらってもきびしいのではないかと思われる。
    帯には、「タヌキだって、べんきょうしたい」とあるが、作者がこの作品を通して伝えたかったテーマは、別だと思う。

  • 2020年度(第66回)課題図書の低学年向け。
    夏休み終盤、図書館で借りられた。(今年は夏休みが短くて、読書感想文に取り組む子が減っているよう)

    すこしむかしの、ほんとが いっぱいの おはなし。
    ひろしま市の のぼり町というところに、ひろしま県で はじめての 小学校が できた。
    校庭には、クロガネモチの木が あり、ねもとには タヌキの一家が すんでいる。
    ひるまは 子どもたちが べんきょうをして、よるは タヌキの子どもたちが べんきょうをしていて……。

    平和を考える本。
    低学年なら二年生、原爆のことが出てくるので本になじみのない三年生にもいいと思います。
    あえて広島を舞台に選んでいる通り、明治から昭和へ時は流れ、戦時中にはタヌキたちの教育にも戦争が色濃く出ています。
    タヌキが行進の練習をしたりしているのは滑稽で、比喩的に戦争のおかしさも感じられる。
    戦前は平和にタヌキまでもが学ぶことができて、戦後も復興したところにタヌキが戻ってきました。
    読んでいるときは何でタヌキなんだろう、時代の流れが早いのではないかと思っていましたが、読み終わるとしっくりきました。
    著者の山下さんは広島出身だそうです。
    また、長谷川さんの絵がとてもいい味を出しています。
    素朴で平和を感じます。

  • 「すこしむかし」といっても明じだから、大正・しょうわ・平せい・れいわでたくさん入るからすごい。
    タヌキがべん強していたのが、びっくりする。はらづつみがいいな。おれもいつもたたいている。
    でも、小学校の木のねもとにほらあなは見つかりやすいんじゃないかと思った。先生はやさしいけど、だれかに言っちゃうのがおしい。かぶっているシルクハットみたいなぼうしがいいな。
    原ばくのことは知っていたけど、すごいい力だった。みんないなくなってさびしい。
    クロガネモチの赤い実がおいしそうだった。黒こげになってびっくしたけど、また元気になってよかった。生きているんだって思った。
    それから、にたまごがおいしそうだった。タヌキが買いにきていて「サンキュウ」って書いてあったのがおもしろかった。人間はだまってようと思ってもだれかに言っちゃう。おれも言っちゃうかも。おでんやさんは、これからもひみつをまもってくれそうでよかった。(小3)

  • 2020年課題図書低学年。学校の側の木の根元に住むタヌキが化けて勉強する、するとすっかり楽しくなり、夜になると子だぬき達に教える。楽しい可愛いお話だが原爆が落ち…戦争は怖い、愚かだ。低学年に伝わるかな、伝わるといいね。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00604833

    昔、広島の小学校で夜になるとタヌキが勉強をしているという新聞記事が載ったことがありました(本当のことです)。タヌキだって勉強したい!学ぶ楽しさはタヌキだって同じなのです。教頭先生の手助けもあってタヌキの小学校は大盛りあがり。けれど時は流れ、世の中は戦の色が強くなっていきます。学校ですら安全な場所ではなくなりました。タヌキの学校はどうなってしまったのでしょう… たくましく生きる人々とタヌキたちの物語。
    (出版社HPより)

  • 課題図書

  • 2020年課題図書(低学年)その4。

  • 夜な夜な、学校に現れるタヌキたち。
    なんと、タヌキたちは1年生の教室で「アイウエオ」や「九九」の勉強を!

    平和の大切さをタヌキから教わる。

  • 広島

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著者プロフィール

1937年東京生まれ。瀬戸内海の能美島で育つ。京都大学文学部仏文科卒業。児童書編集を経て、1970年に「かいぞくオネション」発表。以後、幼年童話から長編作品、絵本の翻訳などで活躍。「海のしろうま」(野間児童文芸賞)「はんぶんちょうだい」(小学館文学賞)「ねずみのでんしゃ」「ふとんかいすいよく」「メロンのメロディー」「海のコウモリ」(赤い鳥文学賞)「カモメの家」(日本児童文学者協会賞・路傍の石文学賞)、翻訳に「おばけのバーバパパ」や「カロリーヌ」シリーズなどがある。

「2014年 『大きな船の旅 ジャカスカ号で大西洋へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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