きいろいばけつ (あかね幼年どうわ 33)

  • あかね書房 (1985年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (77ページ) / ISBN・EAN: 9784251006936

作品紹介・あらすじ

きつねの子が丸木橋のたもとで、誰が落としたのかわからない真新しいきいろいばけつをみつけました。前からずっと欲しいと思っていたきいろいばけつ。「だれのだろう」と、うさぎの子とくまの子に相談すると「だれもとりにこなければきつねくんのものにしたら」といいます。そこで、ばけつを一週間置きっぱなしにしてみることに…。幼い子どもが抱く希望や不安、喜びをやさしいタッチで描いた心あたたまる幼年童話。

みんなの感想まとめ

幼い子どもの希望や不安、喜びをやさしく描いたこの作品は、きつねの子が見つけた黄色いバケツを通じて、待つことの喜びや心の成長を伝えます。きつねの子は、バケツの落とし主が現れるまでの一週間、期待と不安を抱...

感想・レビュー・書評

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  • そんな、まさか・・幼年童話で泣くなんて。
    ところが、そのまさかの事態が起きたのだ。
    ラスト、72ページ目で涙がぶわっと出てしまい、その後は何も読めなくなってしまった。

    小2の教科書にも採り上げられているし、夏の課題図書にもなったことがあるので、
    ご存知の方も多いかもしれない。
    きつねの子が丸木橋のたもとで偶然見つけた黄色いバケツ。
    誰の忘れ物だろう?
    前からこんなバケツが欲しかったきつねの子は、うさぎとくまに相談して、落とし主が現れるまで一週間待つことにする。。。

    ああ、そういえばこんな気持ちになったことがあるな、と誰しもが思うことだろう。
    欲しくてたまらないものが、いつか自分のものになった時のことを想像してうっとりする。
    月曜日、火曜日、と過ぎていく時間が、子どもにとってはどんなに長かったことか。
    でもきつねの子は、その間がそれは幸せだったのだ。
    雨が降れば心配で見に行き、汚れたらきれいにして、時に話しかけ、中に溜まった水に映る月を眺め、棒切れで自分の名前を書く練習までする。
    次の月曜日には自分のものになるかもしれない。どうかそうなりますように。
    あてのない夢を描き続けるきつねの子が、たまらなく愛おしい。

    それだけに、自分のものにはならないと分かったときの、きつねの子の言葉にも驚く。
    この子は、待ち続ける一週間に、しっかり心が成長したのだ。
    どれほどの思いを込めてバケツと過ごしてきたか。
    愛情をかけた分だけ悔しがっても構わないのに。
    きっとこの子にとって、黄色いバケツのことは宝物のように心に残るだろう。

    童話とはいえ75ページもあり、すべての見開きページに挿絵が描かれている。
    このお話しにはこの挿絵以外あり得ないと思うほど可愛い絵だ。
    ためらいや戸惑い、恥ずかしがる顔やどきどきする嬉しさ、どれもストレートに伝わってくる。
    起承転結もきっちりとしているので、小2でなくても読み聞かせに出来るだろう。
    約15分。5,6歳からOKかな。
    子どもの頃に抱いた待つことの喜びと憧れを、はるかな気持ちで思い出す幼年童話の傑作。

  • 小さな石や木の実をしっかりと握って離さない子どもがいる。
    大人にとっては取るに足りないものでも、子どもとっては宝物なのかもしれない。

    大事なことに気付かせてくれます。

  • 足りることを知っている姿はときに潔くて清々しいな。
    キツネの子がいじらしい。

  • 5歳1ヶ月

  • きつねの子がいじらしい。結局自分のものにできなかったきいろいばけつだけど、本当に大事にしていたからこそ、後悔せず、「いいんだよ」と言えたのだと思う。
    こういうお話を書けるのってすごいと思う。子どもから面白さをきいて、大人になってから読んだので、こういうお話をいいなと思える子どもも素敵だと思った。
    幼年童話で、すぐに読める本だけど、私には衝撃的で、いろいろ考えた。

  • 2冊有り

  • 誰のものかわからない、すてきな黄色いばけつを見つけたきつねの子。1週間持ち主が現れなければ自分のものにしようと決めますが…その1週間の様子を読み進めるうち、きつねの子のばけつに対する思い入れがじわじわ伝わってきて、最後はなんとも言えない気持ちになりました。

  • 喜んでるきつねくんが
    とってもかわいくて、だからこそ
    最後はなんだか悲しくなってしまった。

  • 【読み聞かせ用】クマの子もウサギの子もバケツを持っていて、キツネの子も自分に似合うバケツが欲しかったのでしょうか。一週間経てば、バケツは自分の物になると思う気持ちがいじらしいです。一週間の間に、キツネの子が成長していく姿が描かれています。75ページありますが、半分は絵なので読みやすいです。5歳の娘も読んで欲しいとせがむ本でした。

  • 夢が本当で、バケツはお月さまのものだったのかなぁと思った。だから、また降ってくるかもね。

  • 小型の絵本である。文はすべてひらがなで書かれている。きいろいばけつが落ちていて、きつねのこどもが毎日そのバケツがあるかどうか見に来て、1週間目に自分のものになると思っていたら、なくなっていた、という話である。攻撃でも暴力でもない、なんでもない日常の話である。柳田の推薦本。

  • 名作。母のお気に入り。

  • 夢だったのが面白かった

  • 最後バケツがなくなっちゃったのが可哀想だった。

  • きつねの子のシリーズはとても心があったかくなるお話で、その一作目です。ばけつはどうなっちゃったのかな?という不思議を残す終わり方が素敵です。

  • 2024.8 小学1年生 読み聞かせ
    「よんでもらうなら、みじかいおはなしだった。けどじぶんでよむとながい。もちぬしがきいろいばけつをもっていけてよかった。」

  • 図書館本。読売こども新聞イチオシ100冊から。私の幼児期にも読んだ記憶が。そして、こんな結末だったかなー、と。めでたしめでたしで終わらない結末が良き。

  • きつねさんがバケツをほしかったことに、うさぎさんとくまさんがいいよっていってくれたことがやさしいなとおもいました。

  • さいご、ばけつがなくなったとき、きつねがかわいそうだった。「いいんだよ」と言ってはいるけれど。

  • きつねくんが可愛らしい。一緒にわくわく楽しみに待っていたけど、まさかの結末...でもきつねくんの前向きさに救われた。

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