悲しい本 (あかね・新えほんシリーズ)

  • あかね書房
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本棚登録 : 662
レビュー : 137
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251009418

感想・レビュー・書評

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  • 悲しみに優劣はない。

    元気になることだけが正解じゃない。
    無理に笑わなくていい。
    うずくまってていい。
    ぐちゃぐちゃに泣けばいい。
    朝なんか来なければいい。
    人に会うのが煩わしくなったとしても、それで正常。

    いつまでもくよくよしてていい。
    元気になるタイミングも、笑える瞬間も
    全部、自分が決めればいい。

    大切な人を喪ってしまった悲しみは
    考えようとする力を奪い、時間を止めてしまう。
    止まった時間を動かすことを急がないで。

    私の止まってしまった時間を動かしてくれた一冊。

  • 大事な人を亡くしたとき、
    人は誰にも伝えられない、伝える気力もないときを迎える。
    でも最初の「幸せなフリをした彼の顔」が、
    人間の哀しみを引き立てるの。
    自分ひとりの「悲しい」って共有しにくい。
    だからこの絵本があるのかもしれない。

  • 最後のロウソクをみつめるシーンが胸にずーんとくる。
    やっぱり絵本がいちばんストレートにメッセージが伝わってくる。
    余計なことばは必要ないのかもね。

  • 悲しいから、悲しい。一回読んで手が震えた。二回目読んで呆然とした。三回目に読んだら、涙が止まらなくなった。悲しいんだ、悲しいんだよ。

  • 誰もがいつの日か失う、失った大切な人を優しく想い描きながら読んでいるのかもしれません。心が叫んでいようと顔で笑っていなければならない天が下、こんなにも悲しみを解って寄り添ってくれる一冊があることにほっとします。こんなにも悲しいとき、明るく騒がしいことは苦しくて眩し過ぎるから、そっと蓋をしてしまいます。だけれど暗闇に包まれているとき、再び心に灯をともしてくれるのは人であり思い出であり光環のような暖かさでした。楽しい心のネガを沢山蓄えておこう。生きている限りまた必ず訪れる辛い日や悲しみに灯をともす為に。

  • 2015/07

  • 私は悲しいだけだ。何も悪いことをしているわけではない。悲しみに浸りたいときだってあるのだ。悲しみはいつの間にかやってきて居続けるやっかいなもの。あなたはいなくなり、私はあなたのためにたくさん泣くけれど、あなたに会えてよかった。この本は悲しむことを許してくれる。

    私はこの本を時々読みたくなります。

  • 息子を失った男がどこまでも、どこまでも悲しみに沈む。底知れぬ悲しみから逃れようとし、忘れようとし、そして結局はやはりそれと対峙する。時折あらわれる幸福な思い出のきらめくようなページ。それはどれも日常のささいなひとこま。悲しい本なのに、幸せをも考えさせる稀有な本。

  • 愛する者の死がもたらす悲しみを、徹底して見つめる中から浮かびあがる、命あるものへの慈しみと、深い慰め。んーっ。

  • 母からのクリスマスプレゼント。息子を失った詩人が静かに時にユーモラスに悲しみという感情を見つめる。できればずっとこないで欲しいけど、いつか必ずやってくるその日まで、大事にとっておくよ、お母さん。

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著者プロフィール

1946年、イギリスのハーロウに生まれる。オックスフォード大学卒業後、ラジオやテレビの仕事に携わり、フリーライター、教師、ジャーナリスト、パフォーマーとしても活躍。ドイツ児童図書賞や、イギリスで児童図書に多大な貢献をした人物などに贈られる、エリナー・ファージョン賞など多くの賞を受賞。日本で紹介されている本に『きょうはみんなでクマがりだ』(以上評論社)、『モリーのすてきなひ』(フレーベル館)、『悲しい本』(あかね書房)、『ペットのきんぎょが おならをしたら……?』(徳間書店)などがある。

「2019年 『ハヤクさん一家と かしこいねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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