- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784251011534
作品紹介・あらすじ
みんなのおかけで、りっぱなかきがみのりました。「もうすぐ、おいしいかきまつりができるね」かには、くりとうすとはちとうしのくそに、いいました。ところが…。
感想・レビュー・書評
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読むのは初めてだが、年少の時の園の発表会で当時の年中さんが演じていたのを見て知っていた5歳5ヶ月の息子。「よんでよんで~」と読む前も乗り気で読んだ後もあっけらかんとしていた息子に比べ、大人はいろいろ複雑な気持ちになる昔話だなぁ。
小さな子ガニたちに栗、ハチ、牛の糞、臼が加勢してサルをこらしめるドタバタな敵討ちはどことなくユーモアがあって前半の悲しみを感じさせない。
サルが殺されるパターンもあったり、芥川龍之介もその後日譚を書いていたとは知らなかった。 -
2018.1 父
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いつ読んだのか?★3で評価を4に変更。絵がダイナミックで楽しい。勧善懲悪、でも最後の最後にとどめを刺していないところに救いが。
子供達がゲラゲラ笑いながら聞いていた(カニのお母さんが潰れてしまうところまで…)。
カニのお母さんの位牌に柿のお供えというディテールの細かさも楽しい。 -
大人向けの絵本ですね。お話も「なんでこうなるの?」という普通の昔話と違って筋が通っている。でもそれを補う(?)ような大胆な絵!
え?カニの足ってそれでいいの?
カニのおかあさんのお位牌があるし! -
サルが柿の種を見つけ、カニがおにぎりのを見つける。
サルがさっさと交換してしまう。
カニが地面に埋めてみると、臼が水を与え、蜂が花粉を運び、牛の糞が居座って肥料になる。
たくさんの柿が成ったと思ったらサルが片っ端から食べてしまい、カニには青くて固い柿を投げつける。
カニはぺしゃんこに潰れ、その下から子供たちが生まれてくる。
サルを懲らしめてやれ、と栗、蜂、臼、牛の糞と協力してサルの家に隠れる。
戻ってきたサルをみんなでとっちめる。
裁判に掛けると、サルはもう二度としないと約束したので、許してやるのだった。
ところどころアレンジされている猿蟹合戦。
牛ではなく、ダイレクトに牛の糞だったり、最後サルが死ななかったり。
あとがきには、中国の奥地などにも猿蟹合戦のような話はあり、日本でもサルとカニ以外の話もあると書かれていて、色々なパターンがあることが分かる。
その一環として最後サルが死なない終わり方を選んだのだとか。 -
*未購入*
2歳10ヶ月時、図書館にて借。