- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784251030184
感想・レビュー・書評
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カギを掛け忘れ、自転車を失くした少年の何とも言えない話。失くしたからと言って、すぐに買ってもらえるわけではない。友だちと自転車で遊びに行けなくなって、草原でトカゲに出会う。投げた石がトカゲに当たり、しっぽを失くしてしまう。やがて自転車は見つかる。偶然あのトカゲを見かけると、しっぽが再生されていた。少年がトカゲに声をかける〜〜〜
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詩集みたいな本
絵もきれい -
子供の心情よくとらえてる!
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自転車を無くした男の子と尻尾を無くしたトカゲ。
家に帰って、自転車をなくしたことを言うが
お母さんにはきっぱりと言われる。
「物をなくしたからって、すぐに新しい物を買ってもらえると思ったら、大まちがいよ。」
お母さんは、それきり自転車の話はしなかった。
私が「ボク」だったら、無くしたとは言わないな~
盗まれた!と言うな~
まぁ、不注意なのは不注意なんだけど
無くしたとは言いがたいと思うんだもん。
でも彼は、自転車のない状態をつまらないと思いつつも
親にわがまま言ったりしない。
ただ、腹立ち紛れにトカゲに石をなげて尻尾をちぎらせる。
それをみて、自分とオーバーラップさせるわけだ。
最後の終わり方がいいね。
「ボク」は今の子と比べて、大人だな。と思った。
絵もなんだかノスタルジーな画風で、子供の夏の放課後という感じで雰囲気ある絵です。 -
トカゲの話かと思ったら、自転車の話でした。
でもそれは、トカゲはしっぽを、男の子は自転車を大切にしていて、誰かが何かを大切にしていて、それを失ったときの物悲しさを描いているように私は感じました。 -
大人になってから出会った絵本。
大好きな人に大好きになってもらえたら、嬉しいなぁって、思う絵本。