- 本 ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784251030276
作品紹介・あらすじ
「うつくしいものに出会ったら、いっしょうけんめい見つめなさい。」ふくよかで優しさにみちた世界を詩情ゆたかに描いた絵本。
感想・レビュー・書評
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この本は良かった!
潔くて深い。
お母さんの目に映る自分の姿を見つけるせつこちゃん。えっ、わたしが映ってる。
どの親子にも、どの子にも、こんな素敵な時間があったらいいなぁ。
子どもが産まれたら一家に一冊あるといあな。毎日のように読み聞かせてあげる様子が目に浮かんで嬉しくなります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わぁ可愛いお話!と思って読んでいたら、想像以上に深いところへ連れていってくれた。
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小学3年生図書の授業にて、10月10日「目の愛護デー」に因み、図書室内にある本を紹介しました。小さい頃、私も友達同士で目の中の自分を見たり、鏡で自分の瞳を観察したことがあったなぁ。詩のような世界観で、子ども達にしっくりくるかな?と思いましたが、「公文の教材に載ってた〜」と反応してくれた子もいて、誰かが借りて行ってくれました(*^_^*)
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おもしろかったです。
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ラストが沁みます
黒井健氏のイラストが、文を引き立てます -
三つか四つくらいのころ、おかあさんのひざにすわっていたわたしは、
「あっ。」
このときはじめて、おかあさんの黒いひとみの中に、小さな小さなわたしがいるのに気がついたのでした。
おかあさんに目を大きくひらいてもらうと、たたみ、カーテン、窓……いっぱいなものが見えてきました。
おかあさんがいいました。
「じゃあ、よおく見ててごらん。じいっと、息をつめてね。」
すると、おかあさんの目の中のわたしがふっときえました。
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短編童話集『おかあさんの目』(浅沼とおる画/あかね書房/1975年)所収の「おかあさんの目」を黒井健のやわらかな色鉛筆画で絵本化
1988年の初版から読み継がれ、2023年で39刷を重ねるロングセラー
子どもをひざにのせて読んであげたい一冊
たくさんの“うつくしいもの”を子どもに見せてやってほしい
ちなみに、オリジナルの童話集は1987年にあかね文庫(南塚直子画)で、2005年にポプラポケット文庫(菅野由貴子画)で復刊
また、「おかあさんの目」は『あまんきみこ童話集5』(遠藤てるよ画/ポプラ社/2008年)にも収録されている -
むすこ②が、かーかの目の中に、ぼくがいるー、と言うので、思い出して、再読。予想通り?!、むすこたちの評価は芳しくない笑(おもしろくは、ないよねー、みたいな)でもきっと、いつか、この本を読んだことを思い出してくれるんじゃないかと、おかーさんは思っています。
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お母さんの存在がただただ優しい。
著者プロフィール
あまんきみこの作品





