- Amazon.co.jp ・本 (108ページ)
- / ISBN・EAN: 9784251041319
作品紹介・あらすじ
家出をした資(もと)は、新幹線の中で変な男の子に出会います。「ざしきわらしの一郎太」で「修学旅行に出された」というのです。
感想・レビュー・書評
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すごく子供達に身近な話に感じた。泣けた
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柏葉幸子の作品って、今まであんまりいいと思ったことなかったが、これもつまらなかった。
まずいじめのシーンから始まるので、「おっ、意外にハードだな」と思わせるが、いじめに巻き込まれた少年と座敷わらしの友情、少年の成長、いじめの克服となるのかと(まあ、作者的にはそうしたと思ってるのかもしれないが)思いきや、どれも中途半端な描写と、いい加減な解決しかなされず、適当にはぐらかされたようなすっきりしない印象だけがのこる。
いじめも、友情も、成長も、家族も、どれも描こうとして全く描けていない。
こんなのが日本の児童文学の第一人者なの?
こういうの読むと富安陽子は才能あるよな、と思ってしまう。 -
まとまっているしサクサク読める。
みんないい子、読み終わってほっとする。 -
資(もと)は、いじめっこの上級生から下級生を助けたことで、
「上級生からいじめられるのでは」と、母親と姉に心配されているうちに
だんだん不安になって、ついに家出を決心しました。
行く先は、単身赴任中の父親がいる東京へ。
東北新幹線に乗って通路にしゃがんでいると、いつのまにかとなりに
着物を着てふろしき包みを持った少年がいるのに気がつきました。
話を聞くと、先生に罰を与えられて東京で住む家を見つけるという
課題を出された、ざしきわらしだと言います。
ざしきわらしは一郎太と言い、資は不安そうな一郎太と東京まで
いっしょに行ってあげることにしました。
東京に着いて、一郎太を目だたせないように気をつけていた資ですが、
公園ではしゃぐ一郎太を、近所の子どもたちに目撃されてしまいます。
からかわれる一郎太を守ろうと、資は子どもたちに向かっていきます。 -
いじめっ子を殴ってしまい家出することにした資は、新幹線の中でざしきわらしに出逢うのだった。
何と言うか、詰め込み過ぎという印象ですね。テーマ(要素)があれもこれもあって、しかもメインとなるテーマに絞ればざしきわらしいなくても話進んでしまうかなあとか思ってしまって。もっとざしきわらしとの交流も見てみたかったなあ。子どもたちがサバサバした感じで、その描き方は面白かったです。 -
先日押入れを覗いたら発見した。ページをめくった時の抵抗が全然なくて柔らかかった。そういえば何度も読み返したもんな。