キャベツちゃんのワンピース (ことばとえ 2)

著者 :
  • あかね書房
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本棚登録 : 114
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251051028

作品紹介・あらすじ

洋服ダンスの奥で見覚えのない服を見つけたお母さん。かわいいキャベツ模様のワンピース。一歳のまりこちゃんに着せてみると、すっくと立ち上がり、「わたし これすき。ずっと これきる」とおしゃべりをはじめた。キャベツのワンピースしか着なくなったまりこちゃんは “キャベツちゃん”と呼ばれるように…。不思議なワンピースに魅入られた女の子の物語。東直子さんが、作家デビュー前に雑誌に投稿した幻の作品を絵本化。

感想・レビュー・書評

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  • 絵がかわいくて「キャベツ柄のワンピース」というのが斬新で手に取ってみたのですが…

    軽くホラー?(笑) ワンピースがまりこちゃんと共に成長(?)したり、ワンピースを着たままお風呂や就寝…このお母さんだったら誰にも相談できず悩むだろうな、と何か親目線。
    いや、物語として楽しみましょうよと自分に突っ込み。でも子供はこういう話きっと大好きだろうなと思います。
    物語の吸引力がすごい。どうなるのこれ、と思いつつ読み進めると…

    解決法がまたすごい。「そうきたか!」と膝を打つ思い。さすがまりこちゃんのお母さんだ、と感心(笑)
    いやぁめでたしで良かったです。
    子供たちからはいろんな反応が出そうな予感。

    作者の発想力、すごいと感じました。

  • かわいらしい絵本だろうと思ってページを開いたら、ホラーな展開でした。
    (個人的な感想です)
    予想外の内容が面白くて、お気に入りの作品となりました。

  • まりこちゃんのお母さんが、タンスの奥からふしぎなワンピースをみつけました。キャベツのもようのそのワンピースをきたまりこちゃんは、まだ1歳になったばかりなのに立ち上がってしゃべりはじめました。
    不思議なキャベツのワンピース、ちょっとハラハラするお話です。

  • じつはキャベツの呪い…という雰囲気の怖いお話。

  • ある日引き出しに見慣れないワンピースが入ってて「あら、こんなワンピースあったかしら」
    かわいらしい表紙にひかれて手に取ると、子供にとってはファンタジー、大人にとっては軽くホラーな(?)物語。
    まりこちゃん、どうなるの?おかあさんどうするの?
    なるほどなお母さんの解決法に読後もすっきり。

  • そのまま受け入れる結末の方が好みだった。絵が好き。

  • タンスの奥から出てきた見覚えのないキャベツ柄のワンピース。
    それを1才のまりこちゃんに着せてみると‥
    不思議な展開がドンドンとあふれてくる!

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著者プロフィール

歌人、作家。第7回歌壇賞、第31回坪田譲治文学賞(『いとの森の家』)を受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』、小説に『とりつくしま』『ひとっこひとり』、エッセイ集に『一緒に生きる』『レモン石鹼泡立てる』、歌書に『短歌の時間』『現代短歌版百人一首』、絵本に『わたしのマントはぼうしつき』(絵・町田尚子)などがある。「東京新聞」などの選歌欄担当。近刊にくどうれいんとの共著『水歌通信』がある。鳥好き。

「2023年 『朝、空が見えます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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