メイおばちゃんの庭 (あかね世界の文学シリーズ)

  • あかね書房
4.07
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本棚登録 : 63
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251062574

感想・レビュー・書評

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  • 残された人の想い、哀しみ、辛さを少女が語る。胸が痛くなる。

  • ライラントの作品は、とても、感じることにナチュラルだと思う。
    心の力みを解いてくれるような、不思議な空気。
    他の作品ほどは響かなかったのだけど、それは多分、いろいろなことに向き合いすぎているいまだからかなぁ。

  • 大掃除の時に出て来たが、記憶になかったので読んでみた。

  • 原書を読んだ時と同じで「美しい」というのがまず第一の印象。

    孤児サマーをひきとってくれたオブおじさんとメイおばさん。そのメイおばさんの死から話が始まる。

    とても優しい視線の物語。訳も秀逸。ことばの選び方がすばらしく、美しいながらも心にすっと入ってくる。

    最後のほうはちょっと涙腺がゆるんだ。

  • こういう素晴らしい物語になにを言えば良いのだろう。
    なくしたことを受け入れるまでの過程、第三者のかかわり、揺らぎない愛情を目にした時の、少女の感覚。
    大人にこそ薦めたい。
    読み終えて1か月経っても、後から後から湧いてくる、この気持ちは何なのかな・・と思った。
    こうして書いてみてわかったことは、これはこの物語への想いだ、ということだ。
    それは物語をつくる以前の時間から始まり、こうして書籍にして世に出て、私の手に渡り私の中で育ち、また誰かの手に渡るのを、地方の図書館の本棚で待っている・・・・
    たかが本、されど本。

  • 大切な人、家族を亡くした後の悲しみ、立ち直りがよく描かれている…
    ニューベリー賞

  • ~101107
    辛いことも、穏やかに受け入れていくこと。残してもらったものは目には見えないけれど、とても尊いものです。

  • サマーという主人公の名前がかわいい。 産みの母親も育ての母親も自分が小さいうちに亡くしたサマーはかわいそうだと思った。それでも、悲しみながらも毎日頑張っているサマーはすごいなと関心した。

  • 小学生の頃に読んで本好きになるきっかけになった本。メイおばちゃんのあったかさに泣いた。

  • 中学の読書感想文のために読んだ本。内容は手にとって読んで欲しいためあえて詳しくは書きませんがとても暖かくて感動するお話です。

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著者プロフィール

1954年、アメリカのヴァージニア州に生まれる。
大学卒業後、図書館員などを経て本書を発表し、コールデコット賞オナーを受賞する。絵本、詩、幼年童話、小説などで、幅広く活躍。『メイおばちゃんの庭』(あかね書房)で1992年ボストングローブ・ホーンブック賞、93年ニューベリー賞を受賞。ほかに『ヴァン・ゴッホ・カフェ』〈小石通りのいとこたち〉シリーズ(以上、偕成社)『名前をつけるおばあさん』『ゆき』(以上、新樹社)などがある。

「2012年 『わたしが山おくにすんでいたころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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