- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784251062819
感想・レビュー・書評
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「なんだって盗める」
代々、盗人の家系に生まれついたジェンは町中で、そういいふらしていた。彼にはある重要な目的があったのだ――。
アメリカで話題の冒険ファンタジー、日本初上陸。
なんと、主人公が盗人!!
盗人のジェンは牢屋に捕まっている、というところから物語は始まります。(すごい始まり方だと思う……)
ある日、王のメイガス(助言者)に命令され、あるものを盗むためにメイガスたちと共に困難な旅に出ます。
何を盗むのか、どこに行くのか、盗む目的でさえ知らされないまま。
結末が分からず、最後に分かったときには「さすがっ!」と言いたくなるはず。
タイトル通りの作品だと思います。一気に読み上げてしまいました。
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盗人として名をあげたいジェンが捕まり、その腕を見込まれて、牢獄から出すという条件のもと伝説の宝を求めて旅をする話と書くと簡単そうだが、隣り合った三つの国の間の政治的な関係が複雑にからみあい、登場人物も魅力的で、単なる宝探しではなくなっている。シリーズの続きで、どのように人間関係が変化するのかにも期待したい。
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「俺に盗めないものはない」代々盗人の家系に生まれついたジェンは、町中でそういいふらし、ついに牢獄に放りこまれてしまった。しかしその腕を見こまれて、ソウニス国王の秘密の使命を受け、旅立つことになる。同行するのは、ソウニス国の四人。王につかえる助言者メイガス。メイガスの二人の弟子、アンビアデスとソフォス。そしてたくましく有能な兵士ポル。ジェンには行き先も目的のものが何であるかも知らされぬまま、一行は人目につかぬように歩を進める。メイガスの使命とは?そしてジェンのもともとの目的とは?
カバーイラスト・装丁 / 横田 美晴
原題 / "The Thief"(1996) -
久々に再読しました。中学生のとき夢中で読んだ作品です。
私の中でもっとも好きなファンタジー作品。
神話とか古代世界を思わせる世界観だとかに引き込まれます!
とにかくジェンがかっこよくて仕方ない。
でもなんでもできるヒーローじゃなくて、ちゃんと苦しくて、つらくて。
とっても危険な賭けに勝てるだけの実力があるというか、そういう部分がいいなあーって思います。
ファンタジー好きならぜひ! -
このシリーズは何度読み返しても飽きません!愛読書の一つです^^
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「おれ」は自称何でも盗める泥棒。自由とひきかえに秘密の任務に。
口の悪いキャラが気持ちいい。
こいつもしかしてVIP?って思ってたら、けっこうそれに近い。ま、それは読んでからのオタノシミゆうことで。
(2004-08-14読了) -
何のために盗むのか。
誰のために盗むのか。
神に認められる盗人の条件とはなんなのか。
本の虫の盗人というのは新鮮ですね。