- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784251073037
作品紹介・あらすじ
薬売りの時雨と、おともの小雨。病いにむきあい、旅を続けていくふたり。けもののふるまいを見せはじめた娘の生い立ち。はやり病いで全滅した村で悪人がねらうもの。まぼろしの動物がもたらす奇跡…。そして明らかになる時雨の秘密とは?
感想・レビュー・書評
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明治維新頃,薬売時雨と小雨の旅物語。
無医村では薬が宝物より有り難い。
・椿屋敷の狂った娘の正体
・涙病の生残者が襲われる
・「土もこ」と盲目少女詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
薬売りの時雨と小さな弟子の小雨が村から村へ旅をします。
時雨の薬は魔法のようによく効いて―。
いろいろ伏線というか仕掛けがあるんだけど、何というか…感情移入しにくかったかなぁ。
ちょっとライトノベル的な匂い?がしました。 -
薬売りの時雨とお供の小雨。行く先々で病と向き合う旅路。
展開が早く、読みやすくて、サラサラと読めましたが、私にはちょっとライト過ぎたかも。もう少し掘り下げても良いのでは、と思いながら読みました。セリフで一気に動く感じで「え、あ、そうかな?」と置いていかれることも。
中越が舞台になっているお話があって、方言がわりとリアル。 -
普通に面白かった。
明治という時代や薬について、もう少し記述があっても良いようにおもった。
続編があるようなので、まだ出だしということなのか。 -
舞台は明治のはじめ。美しい薬売りと旅をともにする少年。
仙人直伝の魔法のような薬を医者のいない村や、まさに薬を必要としている人びとに届けるが、
救える者とそうでない者がいる。
なんだかとても切ないし、町や村の人びととのふれあいも心にジーンとくる。
お話はまだまだ続いていけそうなのに、これでおしまいだともったいないな。
4年生以上かな。 -
このお話を執筆されたのは、ほんなら堂二巻より後でしょうか。
救いたいのに救えない、手放したくないのに手放さなくてはいけない切なさをなんとなく・・
(まっきー) -
旅の薬売りの話。
きれいにまとめられたお話。続いてもおかしくないような終わり方。
軽く読めた。