- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784251073099
作品紹介・あらすじ
ヒマワリが一面に咲く世界。ここには、神に近い存在“神間(しんげん)”が住んでいる。ヒマワリは、神間と人間を繋ぐ絆。枯れれば、両方の世界でふたつの命が失われてしまう。ある朝、神間のヒカリは、自分のヒマワリが枯れかけていることに気づく。もう一人の自分に何があったのか、ヒカリは人間界へ向かう。そこで出会った千代里は、深く心を閉ざしていた……。ふたりの少女がお互いの世界を行き来し、運命に立ち向かう物語。
感想・レビュー・書評
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自分のひまわりが枯れている。それはすなわち別世界の自分になにかがおきた。パラレルワールドもの。
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少しだけ特殊な能力を持ち、人間よりちょっとばかり全能の神様に近い「神間(しんげん)」の暮らす世界
神間の子はヒマワリの種をにぎりしめて母親から生まれてきて、母親は子と種をいっしょに育てる
このヒマワリは、人間の世界にいる自分とそっくりな子の命で、その人間の命が危機にさらされるとこのヒマワリは元気をなくし、最悪な場合、枯れてしまう
ヒマワリの子が死ぬとヒマワリが枯れ、育て主の神間も死んでしまう……
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「わたし、もうすぐ死ぬんですか?」
神間の少女ヒカリは、ある朝、自分のヒマワリが倒れているのに気づき、もうひとりの自分の命を救いに人間の世界に行くことにする
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6年生の竹下千代里(ちより)は学校にも家庭にも居場所がない
──生きている意味なんてあるんだろうか
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人間界に行ったヒカリは、自分のヒマワリの命運を握る千代里のクラスに転入し、千代里の悩みを解決しようとするが……
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神間のヒカリと人間の千代里
運命に結ばれた2人の少女が“神様の試練”に立ち向かうファンタジックな物語
「生きて。ひとりじゃないよ」
章ごとに文字の色を変え、ヒカリ、千代里の視点で交互に語られる