- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784251098375
感想・レビュー・書評
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初期の戦国時代の背景とした天狗と人の物語。読みやすいと思う。今手元にあった『戦国の世』(今谷明/著)の巻末年表を見るにつけて、宗端(のちの北条早雲)が小田原城を攻略するのが1495年だから、その辺のおはなし。
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資料番号:020154027
請求記号:Fサトウ -
山守の与平は笛は笛の名人。その笛を大天狗に認められ、天狗にならないかと誘われるが、断ったため、連れていた九郎丸に笛を教えて欲しいと頼まれ、それを引き受けたが、そのときに九郎丸がカラス天狗にはなるためのカラス蓑を渡される。必要になったら返してやれと。
しかし、九郎丸を人間にしてやりたいと考え始めた与平は九郎丸のカラス蓑を焼こうとするが、失敗。しかし、カラス蓑はそれだけで傷物になり、九郎丸は完全なカラス天狗には戻れなくなってしまった。
九郎丸は人間と天狗の間の存在となる。 -
やっぱり安心感が違います。
佐藤さんの筆が大好きだなあと改めて。 -
たのしく読めました。
かわいい。 -
■否含山の与平に預けられた九郎丸はカラス天狗で、そして?!<BR>
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■「コロボックルの」と言われることが多いだろう作者の、歴史ファンタジー。<BR>
時代ものは「きつね三吉」などありますが、伊勢宗瑞(北条早雲)、三浦道寸の名前も出てきて、ここまで具体的な歴史を背景にするのはなかったはずです。<BR>
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■でもそれで堅苦しくなるのではなく、<BR>
カラス天狗に変化するためのカラス蓑や不思議な作りの天狗館など小道具、大道具を散りばめてファンタジー童話の雰囲気で楽しめます。<BR>
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■久々の新刊に喜びつつ。 -
久し振りです。佐藤さとるさん。多分,村上豊さんの絵に突き動かされたのではないかと想像する。コロボックル・シリーズと違い,時代物。シリーズ化すると良いのだが,我が母と同い年だしなぁ・・・。