しゃもじいさん

  • あかね書房
3.73
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本棚登録 : 210
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251098634

作品紹介・あらすじ

古びたしゃもじのしゃもじいさんが、はたらき場所をもとめて旅に出た。夜の町で、すてられた道具たちと、使ってくれる家をたずねて歩く。ところが、最後にたずねたお寺で、おしょうさんの心ないひと言が、道具たちの怒りに火をつけた!どうする?しゃもじいさん…。

感想・レビュー・書評

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  • ”しゃもじ”の”しゃもじいさん”は、長年働いてきましたが、古びてきて住処を追い出されてしまいます。同じような、古びて・壊れたり・汚れて追い出された道具たちと一緒に、新しく働ける場所を探して回りますが…。
    道具の直し方が具体的に書かれているのがとてもよかった。

  • しゃもじいさんをはじめ、古くなって使うことが出来なくなった道具たちが、また使ってもらえる所を探しに。最後のお寺の小僧さん達が修理までしてくれるちあのが良かった。修理の方法まで丁寧に書かれていて、工作が好きなような子供なら興味を持って読むことできそう。

  • 「古びたしゃもじのしゃもじいさんが、はたらき場所をもとめて旅に出た。夜の町で、すてられた道具たちと、使ってくれる家をたずねて歩く。ところが、最後にたずねたお寺で、おしょうさんの心ないひと言が、道具たちの怒りに火をつけた!どうする?しゃもじいさん…。」

  • 息子7歳2ヵ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り) ◯
    ちょうど良いボリューム ◯
    その他 ◯

    息子に大ヒットでした。

    壊れたりして使われなくなってしまった道具たちが、修理をしてもらって蘇るお話。
    病んでしまい、ばけものになってしまった道具たちの恨みがましい表情がなんともいえない。

  • 2014.01.25読了

  • 物を大切にしていない今を反省してしまいます。

  • 物を大切に。
    ちょっと壊れかけたからって、捨てるなんてもったいない。道具は、きちんと直せば使えたりする。

    100均なんかで手軽に物を買えたりして、大量生産・大量消費が経済をまわすからいいのだ、みたいな世の中に物申す!
    そう、日本では昔から物を大切にして、道具が付喪神なるくらいに心をこめて作り、使ってきた。大事にしないと物だって化けて出るぞーって。

  • 古くなって使われなくなってしまったしゃもじのおじいさん、しゃもじいさん。
    たくさんの捨てられた道具たちと、居場所を探して回ります。
    最後にたどり着いたお寺での心無い言葉に、ついに我慢の糸が切れてしまって…!

    古典的な展開と画風で進んでいると思ったら、突然現れたのはカッターとドライバーという現代的な道具を持った、メガネの小僧さんだったことにガクンと落差を感じたのは私だけでしょうか(笑)

    道具の手入れ法が本文だけでなく最後の表紙裏にもあるので、大人にも興味深い本です。
    私も菜箸とか、すぐ捨てているなあ。反省。


    ---------------------------------------
    10/26 二年生
    最初の「しゃも、しゃも、しゃも…」が楽しかったのか、一気に入り込んでくれました。
    道具を直す説明のところはどうしようか悩んだ末、必要な道具をしっかり説明し、あとは簡潔に。
    いつも使っている道具って、直せるんだ!と感じてくれたらいいなあと思います。

  • モノは大切に

    食べ物関係なし

  • 古くなった道具たちの、健気なお話?
    と思いきや
    恨みのこもった、おばけのお話?!
    と思いきや
    ちしきの絵本でした(笑)

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著者プロフィール

1971年、福井県生まれ、北海道育ち。絵本作家、指人形作家。主な絵本作品に、『ぎょうざのひ』(偕成社)、『のりののりこさん』『けしゴムのゴムタとゴムゾー』(BL出版)、『おならおばけ』(講談社)、『みそこちゃん』『ぬかどこすけ!』『しゃもじいさん』(あかね書店)、『まあちゃんとりすのふゆじたく』(アリス館)、『かたつむりくん』(風濤社)、『おとうさんのこわいはなし』(岩崎書店)、『セイロウさん』(WAVE出版)、『おもちのかみさま』(佼成出版社)などがある。

「2023年 『よつばのおはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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