だから牡丹が好きやねん 2 (プリンセスコミックス)

著者 :
  • 秋田書店
3.43
  • (1)
  • (1)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784253071871

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ずっごい好きだったんだよねえええ〜、特にこの巻。ああ・・・懐かしき90年代・・・。
    牡丹はこの巻で終わって、その後「TWO」やって、終わったはずの牡丹が再開して8巻まで続くんですよな。そんなわけで、牡丹2巻までと3巻以降はかなり別もんです。3巻以降も好きなんだけど、思い入れと言ったらやはりこっちになってしまうわけで・・・。
    大阪下町を舞台に、母子家庭で苦労して育ってきた少女・牡丹が主人公。ツッパリ母ちゃん桜は突然ヤクザのよーな風貌の男・総領と結婚。しかし桜はすぐに病死してしまい、突然父親になった男と「家族」としての生活が始まるのでした、とゆーお話。
    そもそも読み出した理由は、牡丹の恋人候補として出てきた五十嵐くんのモデルが当時最高潮に燃えていたアニメ「魔神英雄伝ワタル」の虎王様だと聞いたからです(笑)
    なので五十嵐くんもチョー好き(笑)虎王様だけじゃなくって、トトロの男の子(名前忘れた)とか好きな人にもアピールするキャラだと思いますわ〜。
    でもなんと言っても、この作品で好きなのは画面なのよねー。この当時ってCLAMPのよーな、デッサンしっかりしててカッチリ作り込んでトーンをのっぺり張ったような画面が大勢を占めていた気がする・・・。
    で、その点山田先生の絵はデッサンもどこ吹く風で危ういんだけど、そのあやうさがたまらない魅力でな〜。もう一昔前の漫画のような画面、萩尾望都とかのように、2ページ見開きで構成された柔らかい画面がものすごいツボだった。めっちゃマネしたな〜。2ページ見開きで鯉のぼり!どだ!!とかサイコーだ〜。
    他にもいろいろ好きな作品数あれど、山田先生で1冊、と言えばやっぱりこの牡丹の2巻です。

  • 老け顔気味な美少女・牡丹と、母親の桜、父親の総領の、ジンとくる家族ドラマが心地良いです。ギャグな笑い、きれいな涙、波乱万丈な人生、それぞれの葛藤―。牡丹の力強く自己主張する部分ともろい部分が、カッコよくもありかわいくもあり。トーン使いなどのセンスも好みで、個人的に静かな映像を見ているように感じます(うまくいえない;)。 てっきり全二巻だと思っていたら、全八巻だったんですよ。いっそ揃えてしまおうか止めようか迷っているところです(この巻の終わらせ方がとてもよかったので)。 三冊のみ持っている自分の少女マンガのひとつです(というより山田圭子のマンガ三冊しか持ってない)。余談ですが、山田圭子の現在の絵柄が「美形絵」に変わってしまったのはショックでした。

全2件中 1 - 2件を表示

山田圭子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×