表題作は、過去の美しい女教師と、聡明で寡黙な女生徒との恋を、今の生徒たちが暴く・・・そして、今の生徒たちにも様々な心模様が・・・
お耽美でした。
きちんと、女子高生の「お姉さま!」的な恋愛感情を超えて、実際愛し合ったことまで描いてあって、その上での「私が死んだら・・・」という女生徒のメモ。
美しかったなぁ~
でも、印象に残ったのは最後の話の『サンフランシスコ物語』。
実際、ゲイの方が読んだらリアルではないような気がするのですが、ノンケの私から見たら、女性同士の心の葛藤が繊細に描かれていて、リアルに感じました。
実は有吉先生も・・・?と思うほど<(; ^ ー^)
ゲイの方のカーニバルの場面も出てきて、なんか、今年のアメリカでの判決にリンクするなぁと思ったり。
表題作は耽美な、3作目はリアルな女性同士の愛が描かれていました。