- 本 ・マンガ (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253103107
感想・レビュー・書評
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美男子。
吸血鬼になり血を吸い出すようになってから、性格が変わった。
「少女椿」とこの作品しか読んでいないので、他の作品も読んでいきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この表紙を見てまた読み直したくなっただす。
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吸血鬼はいつだって、耽美でなければいけない。
と思い知らされました。
そんな漫画。 -
今までいろんな丸尾作品を読んでおきながら、この傑作に手を伸ばすのをすっかり忘れていました。丸尾先生の作品の中でも、「少女椿」や「犬神博士」と並ぶ、まず間違いなく人気作でしょう。個人的には、どちらかというと丸尾先生の長編よりは短編が好きな方ではあるのですが、やはり長編作品も圧巻です。しかも大判なので、さらに迫力圧巻!
さて今作、「笑う吸血鬼」は、雰囲気としてはライチ光クラブに近いです。かなり荒んだ感じの中学生がたくさん出てきますし、エログロ描写も程よいくらいに洗練されております。まあ何が言いたいかと言えば、解説でいみじくも荒俣さんがおっしゃっているように、グラン・ギニョールな世界観であるわけですな。そして吸血鬼というモチーフであるわけですから、疼かないはずがありません笑。
吸血鬼となって残虐を尽くす毛利耿之介に、非道な犯罪を憧憬する辺見外男、性のトラウマと鬱屈した衝動を抑え込む宮脇留奈……彼(彼女)らの両親が登場していることからも、明らかに思春期の男女の反駁や衝動を典型的に象徴している、魅力的なキャラクター像ですよね。この時点で既に、惹き込まれてしまうのです。そして圧倒的なまでの画力! お耽美ですよねぇ、なんでこんなにも美しいのか……
まとめると、短編に見られるような前衛的な描写はあまりないものの、魅力的なキャラクターと、わかりやすいけれども意を衝くストーリーが堪らない作品でした。やっぱり丸尾先生はすごい! どこまでもついて行きます! -
少女椿から丸尾末広を読み始めた人が次に読むと良いと思った作品。
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吸血鬼になった少年。
潔癖な少女の身に起こった出来事
自分の衝動を抑えきれない同級生。
エログロナンセンスで耽美!!
丸尾ワールド全開、独特の世界観ヾ(≧▽≦)ノ
今回、エロは少々少な目だけど思春期の危うさが耽美に繋がる。
ホラーって言うより闇って言葉が似合う漫画、
危うさが美しく感じる。
荒俣
まさしくグラン・ギニョール!!w( ̄o ̄)w オオー!
(コメディと恐怖心をそそるドラマ+一種の恐怖劇。グロテスクな見世物、芝居。) -
人にプレゼントしたのだけど、自分用にもほしい。丸尾作品の中で特に好きだったかもしれない。
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傑作です。
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美しいの一言につきます。
話が非常にわかりやすいので、丸尾末広さんが気になっている方に入門編としてオススメです! -
エロであり、グロである。
そして、丸尾末広、独自の世界観もある。
ただ、突き抜けたモノではない。
それは、大衆青年誌連載だったから?
丸尾流、和製吸血鬼譚。
ストーリーも比較的解り易く、解説も納得出来るので、丸尾末広入門編として、すすめられる1冊。
惜しむらくは、大判コミックのため、金額がはること……。
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