- Amazon.co.jp ・マンガ (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253105811
感想・レビュー・書評
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少し離れた中学校に進学した自閉症の光くん。登校には,小学校のときには経験していないバスに乗るので,しばらくの間,お母さんと一緒に登校をする。母親は,就学前と比べられないくらい余裕をもって,この新しい環境への適応のための方法を考え出している。なにげなくやっていることだけど。
が,しかし,妹も我が子。子ども2人を抱え,家事,そして仕事もしながらの生活が続くと,だんだんとストレスがたまってくる。そういう時に限って,日ごろのモヤモヤが言葉となってほとばしることもある。後悔先に立たず。夫もしっかり一緒に子育てしているんだけどね。
それにしても,人って,こうして成長していくんだよなあ。さまざまな大人の成長が見れるのも,このシリーズの素敵なところだ。
成長するのは子どもだけではないということをしっかり描いてくれる。だから,私のような者が読んでも,なにがしか,反省もし,得ることもあるだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016.5.1
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2015.11.29市立図書館(次女)
いよいよ中学生編。
異性とのつきあいかた、誤解を招かないふるまい方をどう教えるか、光くんの学校ではすぐに対応してもらえた一方で、同じ自閉仲間の太陽くんのほうが養護学校で困っているようでもあり。
母親が狭心症で手術入院するも、父親は家事がおぼつかない。歩み寄ってくれているようで完全な理解者ではない雅人の母親。会社の部下と雅人の関係。障害があろうとなかろうと、だれもが不完全で、つかれていれば間違ってしまうこともあるんだなあ、でも、頭を冷やして弱いところを認めあえれば、なんとかやっていける、こうでありたい、としみじみ読む。そして、そう、「健常」な状態なんて、人生のほんのいっときかもしれない、ということ。 -
毎巻 本当に 光くんのご両親には 頭が下がります。
年齢が上がるにつれて 親が出来ることが減っていって 本人の力で出来るように 根気よく寄り添っていく 言葉にすれば 簡単なようだけど、当事者にすれば 途方もないことだと思う。 -
両親も、親である前に人間で、夫婦で。
お互いのことを思いやる気持ちがなくなっていないから、やり直せるんだな。 -
光くんも中学生、バスで痴漢騒ぎになっちゃったり、母が狭心症で入院したり、義母は花音の七五三やランドセルには気を使うけど光のことは花音が産まれてから元の状態に、幸子は雅人と部下の浮気を疑っちゃったり、光に液晶壊されたり...な巻。
光くんはウエンツみたい...とか騒がれたり。この漫画とっても勉強になるし純粋に引き込まれるけど、この少女マンガ的美男美女設定がなぁ...みんな子供以外年取らないし。 -
中学への通学路がバスになり、バスの中でトラブルが。
女性の髪に触ってしまったから・・・。
年齢と共に問題も変化していくんだろうけど、
乗り越えていってほしいなぁ。
2010.4購入 / 2010.4.25読了 -
成長とともに、性の問題が出てくる。
すごく参考になった。
何千円もするお堅い研究本を注文して読んでも、性のことは一行だって触れられていなかったりする。
生きて、社会に出ていくには、絶対避けて通れない部分。
やっと、知りたいことが知れる本に出会えた。