うちの母ってヘンですか? (Akita Essay Collection)

著者 :
  • 秋田書店
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本棚登録 : 132
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・マンガ (122ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253107341

感想・レビュー・書評

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  • これ、出たいなぁ。田房さんに分析・コメント頂きたい
    「母と娘はなぜこじれるのか」(他の本と併読をおすすめ 母と娘はなぜこじれるのか」 斎藤環 NHK出版)
    を読んで気になっていたマンガ家さんの作品を見つけたので
    読んでみたのですが、なんと、発売日に読んでました。

    読み始めると、止めることが出来ず最後まで疾走してしまいました。

    前回田房さんの対談での感想でも書きましたが、
    評価が分かれると思います。
    皮膚感覚でわかる女性か、その他男女です。

    男性だと環境が同じでも、思考回路がここまでも違うのかと、
    男性が出てきた回を読んで痛感。衝撃。

    あとは、お子さんを産んで初めて、育った家庭がおかしいことに
    気づいた方が多いことにびっくり。
    私は昔から、家の話をするとひかれる、もしくは真剣に
    悲しがってくれたり、助言をくれたり、一刻も早く逃げた方が良いと
    言われたりとしていたので母親に友人が取り込まれ、
    友人にまで責め立てられる人の話を見ると、
    私は幸せだなと感じました。

    1話が終わったところで入っている田房さんのカットが
    その回をうまく集約していて、含蓄深い「母毒あるある」
    になってます。家族の話をするとどんびかれる話とか、
    そんなときはどうしようもないのでテンション高く
    家族のことを話すしかない、など。

    該当する方を見つけた方は、こういった本を読まさせて差し上げると
    良いかと思います。
    理解できない方が考える一般的な解決法は逆効果ですよ。

    これ出たいなぁ。田房さんに、自分の家庭状況や、言動に対する
    分析、コメントを頂いてみたいものです。
    ネタ的には、十分出られるエピソード持っていると思いますし。

    次回の引っ越しでは合鍵を取り返し、住所も伝えないようにしようかな、
    という目標を立ててしまいそうです。

  • それぞれの毒母。みんな毒母から逃げ切って健康に生きていて素晴らしい。
    「あんな母親だったけどそれでも母親」と達観している人たちって精神的に大人ですごいなぁと思う。
    作者のあとがきの「母には別に不幸になってほしいわけじゃなくて、むしろ幸せに暮らしていてほしいです。私のフィールドじゃないところで…。親の幸せのお手伝いは私はできないし、私の幸せのお手伝いも大丈夫です」という気持ちにものすごく得心がいった。

  • いろいろなタイプの毒母が載っている。親子であっても他人をコントロールしようとしてはいけないという点は誰もが注意しないといけない。

    事情を知らない他人が「でも血のつながりは大事、親は大切」って善人面して言うのって害しかないと昔から思う。親の大切さなんて自分で気付くしかないし、家族や家に縛られて不幸になる話なんて昔からたくさんあるのにね。

    自分の家はおかしかったのは父と、二人目の父だったのでちょっと感覚が違うんだけど、やっぱり救われたのは一人暮らしと結婚だった。
    それに夫の親が良い人だったことに最初は戸惑ったり、娘は絶対欲しくないと思ったりとやっぱり呪縛はあったなあ。
    もし、周りに家庭問題を抱えている人がいたら、意見しないでまずはただ聞いてあげて欲しい。ジャッジを求められた時は常識ではなく、その内容についてのみの感想(例えば殴られたという行為のみの是非を。誰にとか理由のいかんを問わずに)を言ってあげて欲しい。その問題が誤解や妄想だったとしても、素人が諭したところで解決することじゃないから。

  • 「母親はいつだって子どもの味方」ではない。間違いなく子どもの害になる毒親はいる。いい加減その存在を認めないと、たくさんの不幸を見過ごすことになる。

  • 田房さんの『しんどい母から逃げる』が面白かったので、他の作品も読もうと手に取りました。こちらはあの田房さんのお母さんを凌駕するほどの強烈な母たちのエピソードがてんこ盛りで、唖然とするやらしみじみするやら。

    振り返って我が家をみると、うちの親はいろいろ不満はあるけど毒親ってほどでもないよなあ…と他人事感満載で読んでいたら、「自分の母親もこれやってる!あれもやってた!」と気づくことがたくさんでした。子供の家にアポなしで訪れてノブにご飯を下げておく、大量の賞味期限切れの食品を送りつける、子がいい年になっても近所に「私がいないとこの子はダメでねえ」と触れ回る、勉強とガミガミ言ったかと思えば急に女は結婚よと朝令暮改…etc

    やられた当時もモヤッとしましたが、それも親の愛なのだろうと無理矢理納得させていたのかもしれません。これを読んで自分の消化しきれていなかった悲しみが吹き出し、泣けるやら笑えるやら。
    でも、たとえ嫌なことされたら親でも嫌っていいんだ、全力で離れていいんだと肯定してくれる田房さんの本にモヤモヤが成仏した気持ちがしました。私も田房さんと同じで、好きにはなれないけど、遠くから母親の幸せを願ってる…みたいな気持ちですね。

    須らく人間って、お互いに適切な距離ってものがあるのだけれど、母親とはもともと生まれた時は胎内に同一として存在してたもの。だから、母親にとっては、子供イコール自分となりがちです。子の成長の過程で子を別の人格として認めることのできない親の悲劇ですね。

    例えばうちの親に、いや、この本に出てくる母親にこの本を読んでもらったとしても「酷い親だねえ。可哀想に」と本気で思い、自分がまさか子にどう思われてるかを省みることはないだろうなと。そこが猛毒の母親たる所以。自分の言動は全て子への愛から発した善行だ、と思ってるため、それが行き過ぎて子を苦しめるとは想像もできないのだろう。

    それにしても母親と娘は合わないと地獄とはよく言ったものです。私含むみなさん、苦労されてるんだなあと。母とはかつては娘だった生き物。それが母親になってまた娘に自己愛と子への執着がないまぜになった業を押し付ける。
    古今東西、母親の業って強烈ですね。反面教師にします。

  • 反面教師にしたい。

  • 読了。ひどい話で、しんどくなる。尾木ママがどのようにコメントするか、聞いてみたくなった。

  • お袋もかなりイかれてはいるが、この人達にはかなわない。試しに姉にも読んで貰おうかな。

  • 同じ著者の『母がしんどい』は思わず買ったけど、読めないでいる。
    私の開けてはいけない扉を開けそうで怖いから。
    こちらは、ヘンな母をもってしまった人たちの体験談。
    関係を絶った人、うまく距離を保っている人、さまざま。
    でも、自分で自分を守ろうとしてる。
    これ見て、自分のとこっておかしい?と思えるきっかけになってもいいよね。

  • あー。うちの母が、こういうのじゃなくてよかった、、、というか、ちょっと片りんはありそうな気がするのが怖い。

    中で描かれている人たちが何とか生きてるのがすごいなーと思います。

  • 『母がしんどい』が面白かったのでこちらも読んでみました。こちらはいろいろな方のエピソードで構成された一冊で、こんな奇想天外な母親に育てられた方々の苦しみを思うと背筋が凍る思いでした。シンプルな絵がさらに怖さを増長させている感じです。引き続き田房さんの作品を読んでみようと思います。

  • 「で、出た~~!すり替え~~!!」みたいにうんうんうなずいてしまう

  • むかし、内田春菊がやっていたようなネタを客観的な視点も保ちつつさらに発展させている。シンプルなカリカチュア的絵柄が良い。

  • あるあるすぎて一気に読んでしまった。おもしろかったけど読み終わった今、胃がちくちくする。でも読んでよかった。とりあえず脱出するには結婚するかレオ○レスか寮付きの職場...φ(・ω・*)☆

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著者プロフィール

1978年東京都生まれ。漫画家、ライター。2001年第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞。2005年より男性向けエロ本、実話系雑誌、スポーツ新聞の風俗欄で連載を持つ。10年より「ラブピースクラブ」などの女性向けWEBサイトで連載を持ち、意識が完全にフェミニズムへシフトする。母からの過干渉の苦しみと葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)を12年に刊行、ベストセラーに。他の著書に、男性中心社会における女性の苦しみにピントを当てた『ママだって、人間』(河出書房新社)、『他人のセックスを見ながら考えた』(ちくま文庫)など多数。

「2019年 『エトセトラVOL.1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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