BLACK JACK (1) (秋田文庫 1-1)

著者 :
  • 秋田書店
4.06
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本棚登録 : 2708
感想 : 291
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253169813

感想・レビュー・書評

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  • ブラックジャック初めて読んだ。なんていうか想像してたよりもずっとファンタジーな感じというか。平坦なグロさみたいな部分はすごく好み。ピノコの皮膚はどうなってるんだろうとふと思ったり。

  • kamosigiさんと一緒に観たお芝居が「Black Jack」でした。

    その流れからkamosigiさんより原作をお借りする。

    お恥ずかしながらはじめて触れる巨匠・手塚治虫作品。
    原作は基本、1話完結のストーリーで展開されるのですね。
    ピノコ誕生の件は、原作を読んだほうが確かにすんなり入ってくる。
    もっとも、お芝居観たあとの原作だけど、お芝居はそれ自体が完成されたものだっただと実感。

    原作のストーリー展開も、医療をベースにしながら、
    根幹はやはり人間をしっかり描いているところに、
    なるほど、名作を感じます。
    今読んでも、全然古めかしくないのは、やっぱりストーリーがしっかりしているからなんだろうなあ。

  • シャチの話がとても印象的。

    ピノコになりたかった。

    基本手術料が馬鹿高いのに
    ここぞって時には
    サービスしてくれるにくい人

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      私がマンガで、ウルウルした最初の作品。
      もっと描いて欲しかった、、、
      私がマンガで、ウルウルした最初の作品。
      もっと描いて欲しかった、、、
      2012/06/15
  • 言うまでもなく名作であり、さまざまな問題提起がされている作品なので、レビューめいたことをあれこれ書くのはおいといて。

    小学生の時に読んだときは、

    「不治の病や助からない怪我人を、神のごときメスで救う天才医師」
    のエピソードばかりが記憶に残っていたのに、今読むと、

    「人間と医療技術の限界に苦悶する一人の人間」

    のエピソードのほうが印象に残るのは不思議。こういうことがあるから、読書はやめられないし、読み終わったあとも売り払うのではなく、手元に置いておいて大きくなってから読み直してほしい、とも思う。

  • 1話ごとに、強いメッセージを感じ取れた。ピノコとブラックジャックの関係がイイですね。

  • 内容は良い。
    が、文庫版はお勧めしない。
    作品の収録が時系列バラバラで抜け落ちているものが多い。

  • ときには真珠のように

  • 手術のシーンを見るのが嫌というだけで読んでこなかったブラック・ジャック。さてそろそろ。

    「無免許の天才外科医ブラック・ジャックが活躍する医学ドラマ。死の危機にさらされた重症患者たちをいつも奇跡的に助けている”ブラック・ジャック”こと間黒男(はざまくろお)・。その代価として、莫大な代金を請求していたため、医学界では存在すらも否定されていた。人里離れた荒野の診療所に、自ら命を助けた助手のピノコとともに、ひっそりと暮らすブラック・ジャック。彼の元には、今日もあらゆる医者から見放された患者たちが、最後の望みを託してやってくるのだった。」

    「「毎回、さまざまな事情を抱えた依頼人がブラック・ジャックの家の門を叩く。一国の大統領、突然傷ついた少年、顔を別人に変えたい母親など。登場人物たちの性別・所属・階級といったような属性は多様です。
     しかし、彼らにはひとつの共通点がありす。それは、”一般には受け入れられないような問題を抱えている”ということです。
    ー登場人物の中には、私やあなたが”自分に近い”と感じる人物もいると思います。そういった人物に出合った時、「自分だったら何を選択するか」「命を捨ててでもそれをしたいと思えるか」を考えることができる。『ブラック・ジャック』は、自分が生きる価値や、自分が生きている上にある”善いこと”とは何かについて、考えるのにぴったりな作品だと思う。」
    (『東大×マンガ』東大カルペ・ディエム著 p278より)

  • 初めて読んだ手塚漫画。
    実際はわりと後年の作品で、一度人気が落ちてから盛り返した頃の作品だと後に知った。

    しかし今見返すと、これ最初からいきなりただの詐欺師だな。
    医術は仁術なんて昔はよく聞いたが、人情ものにしても色々酷い。
    金持ち=傲慢、貧乏=正直者なんていうのも今は昔で、強者はそれだけで虐げられ、弱者面した人間が一番傲慢に振る舞う現代では違和感すら覚える。
    こうやって刷り込まれていったんだなというのがよくわかってしまう。

    2話目もこれが最初かはわからないが、今となっては見飽きたほどの定番ネタになっている。
    この回も本来の分野とは別の仕事をしていて、ブラックジャックが全然医者っぽく見えないから困るな。
    機材もなしで1人の開業医がこんななんでもできるなんてのは、専門分野が細分化した現代ではやっぱり荒唐無稽だ。
    いや当時ですらおかしかったのかも。
    多少の知識はあっても手塚治虫はやっぱり漫画家なんだろうな。

    その辺で評価が昔読んだ頃よりまた変化してしまった。
    酷く感傷的なエピソードも多いので、やはり違和感の方が大きい話も多かった。
    ブラックジャックの恋を描いたエピソードくらいかな、全然色褪せず現代でも通用する話は。
    政治的な汚染は既に起こっているようで、時代を考えてもあまり褒められない話もある。
    それでもやっぱり面白いものは面白いのだけど、やっぱりある程度時代を考慮しないといけないかな。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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