- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253169851
感想・レビュー・書評
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【再読】
本巻はキリコに琵琶丸と、豪華なキャラクターが出てきてテンションが上がった巻でした。(笑)ブラッククイーンとか、巻を増すにつれて深堀にされていくキャラクターとブラックジャックのかけあいはますますページをめくらせる力を持っている……。そして不覚にも日野日出志の名前が出てきた時には笑ってしまった。手塚治虫はギャグのセンスも一級品だ!
(特に好きなお話3つ)
『されどいつわりの日々』
『弁があった!』
『オオカミ少女』
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あまりにも有名な舌で算盤やる男の子のエピソードがここに収録。
元ブラッククイーン先生とかドクターキリコおよびお父さんと妹のユリさんまで出演。懐かしい。
あと儲けた札束を火にくべてメスを打ち直す刀鍛冶の話…手塚治虫すなあ…。 -
手塚治虫作品の中で、かなり有名な作品。
一読はしておかねばと思い、読了。 -
キリコやブラッククイーンなど、以前に登場したキャラクターがまた登場する話も大変面白かったのですが、私は「古和先生」がとても好きです。
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タレント・桃田善江の頸髄外傷を治療する話が印象的。
今で言ううつ病で、最初の事故も自殺未遂だったのでしょう。
ブラック・ジャックが外科医とはいえ、何でも屋みたいなところもあるし、うつ病を治療しなかったのが残念です。
身体を治せても、心は治せないという警鐘なのか。
でも他の人の精神的な問題も荒っぽく解決したりしてるしなぁ…
キリコの父親の話も少し違和感が。
どうして気管の穴が分かって塞いだあとに、「ダメだと思って」毒を注射したんだ?
父親を助けようとして自分で手術もしたのに。
自分の手で治せなければダメってこと?
ブラック・ジャックに助けられたくなかったとか?
医者の行為に警鐘を鳴らす回も定期的にありますね。
奢り昂るなと、誰かしらがいさめてくれる。
ブラック・ジャックも万能じゃない。
無医村で30年も診療してきた、無免許医師の話も良かったです。
素人が独断で医療行為をするのは恐ろしいことだけど、曲がりなりにも治療成果をあげていたのだからすごい。
最後に本当に大学に入って勉強してるところでじんわりと心が温かくなりました。 -
面白い
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上石神井 下落合駅 …ギリギリ終電者に乗り遅れなかったって心境ね 貴方は古今随一の刀鍛冶だ 生き死にはものの常なり医の道はよそにあり…か 縦溝せま史原作ミステリー アメーバの一種だいや海月に近いものといったほうがいいかね もしかして地球の外からやってきたヤツじゃないかとね 病気ってやつはこの星空みたいなもんだねえなァ妹さん バセドー氏病 鉗子かんし ウルフスラッケン 来賓挨拶で 全体的に華奢である 「おくたんなのよさ!」と必死で抗議するピノに感情移入していた 花井愛子
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助かる命と助からない命がある。当たり前だけど、ブラック・ジャックの前では、助からない重さが違う。それは、彼の腕の確かさと、彼の悔しがり方で伝わってくる。明日があることはあたりまえじゃない。でも、明日を確かに迎えられるように、信じて彼は手術に当たる。信じる、って、かっこいいな。
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ブラックジャックが読み心地がいいのは、作品が裏切りや矛盾がうずまく世界で人間の善くあろうというもがきを書いているからなんだろうな。そして、それにも関わらず主人公が正規の医師免許をもっていなくて、正規の医師免許をもつことが世界での「正しさ」を証明することではないということを孕んでいるからなのだと思う。