Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (7) (秋田文庫)
- 秋田書店 (1993年7月1日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253169875
感想・レビュー・書評
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何回も読み直している筈なのに、凄さを理解しないまま、手塚治虫の代表作だから面白くて当たり前、って思いこんでいることに気付く。これほどエンターティメントとして、短編集の妙技として素晴らしい漫画はない。「鳥たちと野郎ども」の泣かせ、「灰色の館」のホラー、「ネコと庄造と」の人情味、「ふたりのピノコ」の切なさ、「不発弾」の人間が抱く復讐心の怖さ、ミステリあり、大衆演劇的なものあり、動物ものあり、とこんなにバラエティに富んでいるのにBJの揺らぎのなさ。素晴らしい。
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『不発弾』って回でブラック・ジャックさんの過去が少し出てきた。
アメリカ軍の不発弾って今もたまにあるもんね。
戦争の負の遺産は、まだまだ続いているなぁ…。 -
「灰色の館」と「ハリケーン」がなんか好き。
すこし不気味な人間模様… -
南イタリア 干潟なんぞ二足三文にもなりゃしない! 歪んだ心の底 脳血腫 転地療養 ベリリウム中毒症 肉芽腫 黒潮に乗ってポリネシアや東南アジアから漂着した民族もいたでしょう 団体とか運動には関わりを持たない質でしてね こいつは硬質ガラスでつくったのさ電気を通さない ついでに言うがこのビニール・ケースも不導体でしてね こういうことはよくあるもんでね ウーム…見事というか神業というかよくあの場所でこんな結紮けっさつができましたな! 彼女を魂の救済にしているのを 苦さや倦怠を見ていた 理想の形のままでは有り得ないと知って 自分の中にある倫理 人間は世の中から許してもらって生きるのではなく、自分で、自分が生きる価値のある人間だ、と信じて生きてゆくものだ、と。 彼が育てる以上に、ピノコは信じられない生命力で前に進む。 自分が与えたはずの命が、自分を支える事の驚きと力。
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ブラック・ジャックの中には様々な葛藤があり、命は重いけれど、悲しいくらいあっけなく消えてしまうことがある。それは仕方がないこと。今をどう生きるべきか、考えさせられる。自分の状況でも誰に共感するかは変わりそう。
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子供のときに読んだ心の機微だったり、正義感だったり、矛盾だったり、憎しみだったりが、今読むとぐっと感じるものがある。もしかたしたら、10年後、20年後によむと、また違った感想を持つのかもしれない。
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何だか飽きてきたな、言ってはいけないことかもしれないけど。
1話完結ものだから、流石に似たようなストーリーもあったりするし、何より読み続けなくても読者は何とかついていけるから、必然そうなってしまいますわね。
まぁ当のマンガ家は、一番しんどい作業をやっているとは思うんですが。 -
「不発弾」から始まるブラック・ジャックが復讐したい因縁の5人。
裏社会に名を馳せているなら、すぐに突き止められそう。 -
2016/01/20
鳥たちと野郎ども/灰色の館/ネコと庄造と/ふたりのピノコ/不発弾/おとうと/上と下/戦場ガ原のゴリベエ/黒潮号メモ/白い正義/一ぴきだけの丘/曇りのち晴れ/ハリケーン/タイムアウト -
『灰色の館』「医者はひとのからだはなおせても、ゆがんだ心の底まではなおせん」
著者プロフィール
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