BLACK JACK (9) (秋田文庫 1-9)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253169899

感想・レビュー・書評

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  • 【再読】
    今巻はSFチックな、不思議なお話が印象に残りました。もうだいぶブラックジャックを読み直してきましたが、今巻の珠玉の作品群にせよ、手塚先生の発想力には驚かされっぱなしです。成功と失敗……回を追うごとに自分の中でブラックジャックという存在がより親密に、あたたかい存在になっていくのも、他でもない手塚先生が、この作品を書き続けて私たちに遺してくれたからでしょうね。

    (特に好きなお話3つ)
    『ある教師と生徒』
    『未来への贈りもの』
    『三度目の正直』

  • 「未来への贈り物」はSF短編小説を読んでいるようだ。「モルモット」はホラーのよう、「白葉さま」で魚鱗癬と言う病気があると知った。漫画で知り得た知識って実は膨大だと思う。

  • 怖そうだけど、実はとても心が優しい人っているんだね。
    巻頭の『ある教師と生徒』とか、こうきたか!…ってお話でした。
    一話完結でいろんなお話があって楽しかった♪

  • 手塚さんは人間を信じていたんだなというお話が多いかな。

  • ピノコのお姉さんエピソード…マジで救いがねえよな…。
    ちぇんちぇいはちゃんとピノコが大事なんだよ……。
    今回はSF×ミステリぽいネタが多いかも。

  • 手塚治虫作品の中で、かなり有名な作品。
    一読はしておかねばと思い、読了。

  • 学校に行きたくない男の子がわざと車に轢かれてしまう話、ピノコが白血病になり嚢腫の患者を探す話、爆弾テロの被害者に目を移植して証言させる話、ブラック・ジャックの弾の摘出手術を無経験の医者がする話、難病患者同士が結婚し治療方法が見つかる未来まで人工冬眠する話、借金の回収のためにある医院で1ヶ月だけブラック・ジャックが働く話。

    大きくなったピノコはちょっと比率がおかしくて、やっぱり小さいピノコの可愛さは感じられないんだなぁと思ってしまった。

    人工冬眠の話は以前読んだ時も印象的でした。
    結婚生活が送れなくても、心の支えにはなるでしょうね。
    エリテマトーデスの特徴として蝶系のアザが出てきたのもよく覚えてました。
    実際にお会いした患者さんには見た事ないけど。
    最近の治療を受けてる人には出ない特徴なのかな?

    借金を残して父親が死んでしまい、その回収のためにブラック・ジャックが結果的には助け舟を出す話も良かったです。
    ブラック・ジャックのお茶目なところというか、ピノコのために何かしてやりたいと思ってるところが出てきて素敵でした。

    心臓発作で死んだままゴールしたレーサーにグーパンチでショックを与えたところは笑ってしまったw
    荒っぽすぎるでしょ。

  • 面白い

  • 『オペの順番』がすごく印象的。すごく記憶に残ってた。あとは、ラストが悲しい『目撃者』、『約束』と、普通に良い話な『てるてる坊主』が好き。『ピノコ生きてる』のラストはなんだか笑ってしまった。

  • 一生手脚を失った身体で 無理に八頭身に変わる必要はない!そのままで十分生きていけるんだ 綺麗ね景色って…私一生忘れないわ… 私も小さい頃死ぬところだったんだ…それがな… どうせそれと同じものをいずれあの身体にブチ込むんだろう! 二人三脚 八重山諸島西表島 魚鱗癬 植皮術終わり… ハラショー(素晴らしい) あんたカゲロウみたいな人だな 二人の日本人が人工冬眠を続けている 人工心肺とは心臓と肺のかわりをする装置で… 何度でも生き返らせてやるさオペが成功するまで死なせやせん! モルモット 疾風怒濤の時代だったと言ってもいい 単純な勧善懲悪漫画ではない カタルシスを期待して読むと、肩透かしを食らう 幸福も不幸も長続きしないと、静かに認識している青年… 読む度に作家としての想像力を刺激される 抱きしめ、頬擦りしてやりたくなるような可愛いピノコと共に、孤独な天才外科医は地の果てのような寂しい丘の上に家を持ち、ひっそりと生きている…そう信じたい思いでいっぱいになる。 小池真理子

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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