鉄の旋律 (秋田文庫 1-16)

著者 :
  • 秋田書店
3.66
  • (25)
  • (32)
  • (64)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 368
感想 : 46
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253169967

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 暗い話が多かった。

    解説を書いた水野英子の手塚作品への愛、手塚治虫への尊敬の気持ちが伝わってきた。
    解説を読むだけでも価値がある。

  • 面白かったよ。

  •  最高。特に表題にもなっている鉄の旋律の終わり方がほんまに好きです。

  •  手塚治虫の描くサスペンスは流石ですね。

  • 人間の憎悪。

  • 黒手塚三篇。「悪魔の開幕」はテンポが良く無駄ゴマなしって感じで読み飽きない。

  • 人間の執念が念を起こし、超能力を生み出す。
    それはオカルティックなものではなく、現実のものなのである・・・
    と、いうことをとても説得力あるように描いている。

    最後のセリフが悲しすぎる。
    私ならイケたぞ?マジで。
    と中二病っぽく毎回思う。

    悲しいので -1点

  • 1994年刊。「鉄の旋律」「悪魔の開幕」「イエロー・ダスト」の3篇。1972年~74年での掲載短編。山椒というには辛すぎる、皮肉というには苦すぎる読後感。復讐劇で括られるのだろうが、戦争(ベトナム戦争)・覚せい剤という背景、対米従属への皮肉、日本国内の暴力主義的支配傾向への警鐘、死よりも大きな痛みをカリカチュアした作品など、いずれも一筋縄ではいかない。最近、特に、「手塚治虫」を目にしたら、出来るだけ入手しようとしているが、その作品群の膨大さ、質の高さに眩暈がするほど。今更ながら著者の偉大さに感動している。

  • 無意識の暴走。意識の世界だけで生きることの落とし穴ってある。

  • 2009年3月30日読了。

    The best 3 stories ってことですけど、そうなの?
    短編3本。どれも妙に怖いというか後味があまりよろしくないというか。

    「鉄の旋律」マフィアの息子と知らず、友人エディに妹アリサを嫁がせた壇タクヤ。悲劇の始まり。結束の固い一族の一人を銃撃の犯人だと通報したことから、裏切り者と呼ばれる。両腕をもがれ、見知らぬ町に放り出され、苦しみながらも一族に復讐を誓う。ある場所でPKの研究をしている博士と知り合い、義手をPKで動かせるまでに。そしてあるとき義手が勝手に動き出し……。

    これ少しは明るいほうの話かも。他の2編もなんというか、ドロドロだし未来がないし、本当にあの手塚先生の作品? と思ったけど、たしかにそうなんでしょう。1972年から74年。ブラック・ジャック前後の話だから、いろいろ大変だった時代の作品。そういう話もあるんだなってことで。

全46件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

手塚治虫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×