アポロの歌 2 (秋田文庫)

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  • 秋田書店 (2007年10月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (266ページ) / ISBN・EAN: 9784253171120

感想・レビュー・書評

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  • 少年誌で性を大きな題材として取り扱った画期的作品。愛の本質を描こうとする作品の主題は「火の鳥」や「ブッダ」や「ブラック・ジャック」にも通じており、物語の構成もすばらしく、もっとこの作品は評価されるべきだ~と改めて読んでみて思う次第です。

    オムニバス形式で夢と現実が交互に繰り広げられる中、悲劇の連続は悲しい限り。第3章と第5章に登場する渡ひろみの姿は、成人したメルモちゃんそのものです。

  • 生と死があるがままに描かれている。当たり前のように。それは実は凄いことなのだ。これだけ自然に本質を描ける人など他に知らない。また、本人による後書きでも語られているが、主人公にはかげがあり、その時代にここまで社会問題を抉っていたことに感嘆してしまう。読後には深い余韻が残った。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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