花の名の姫君 (秋田文庫 9-4)

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  • 秋田書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253172424

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  • 恋・転生・復讐のサスペンスたる歌舞伎「桜姫東文章」が、木原敏江先生の手にかかると、こうなってしまう! 歌舞伎そのものは勿論素晴らしいけれど、「少女」漫画になっても桜姫の可愛らしいこと!

  • ジェットコースターのような目まぐるしい展開にはじめはなんじゃこりゃと思ったが、歌舞伎の漫画化だと分かって納得した。姫君たちが皆、愛らしく魅力的。

  • 歌舞伎より「桜姫東文章」「鏡山旧錦絵」「其小唄夢廓」「鳴神不動北桜」の漫画化。歌舞伎という江戸文化や狂言作者の細々とした薀蓄をサラっと撫でる程度ではあるけれど漫画としてとても面白かった。少女漫画の王道のような絵柄だけど全然気にならなくて愛嬌を感じた。木原さんの「能楽」の創始者観阿弥世阿弥を描いた漫画もあるそうなので是非読んでみたい→→世阿弥漫画も読んだー!

  • なんだか、木原敏江がというか、「天までのぼれ」が読みたい気分だということで、秋田文庫の木原敏江のシリーズに手を出しています。

    「花の名の姫君」は、歌舞伎を素材にしたマンガなんだそうです。

    いくつもの時代物のマンガを描いているので、こういう作品は、得意です。というか、こう、大げさに見栄をきるそんなのを楽しんで描いているような気がします。

    すごく、陰性の人間を描いても、カラリとしているところは、もしかすると、こういったお芝居からきているのかなぁとも思います。

    お気に入りは、「轟く滝の下で」。
    まか不思議な仙人(美形。暗い)が出てくると、この人の世界だなぁと。
    しかも、あっさり、すくわれちゃうし。

  • 「桜姫東文章」という歌舞伎の漫画化らしい。<br>幸うすき清玄さま、フダつきのワルの権助。そして悲劇。<br>それにしても木原先生の描く男キャラって、こんなにもかっこいいのか‥

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著者プロフィール

木原敏江

1948年(昭和23年)、東京生まれ。1969年「別冊マーガレット」に掲載された『こっち向いてママ!』でデビュー。77年、旧制高等学校に通うふたりの少年を描いた『摩利と新吾』を発表する。この作品は、その後7年間にわたって描き継がれ、明治末から大正、昭和と、三つの時代を舞台に展開する一大大河ロマンに結実した。84年『桜の森の桜の闇』『とりかえばや異聞』の発表で始まった連作「夢の碑」シリーズも、97年まで執筆が続いた大作。85年、同シリーズにより第30回小学館漫画賞を受賞。『アンジェリク』『大江山花伝』『紫子―ゆかりこ―』は宝塚歌劇団で舞台化された。そのほかの作品に『どうしたのデイジー?』『エメラルドの海賊』『銀河荘なの!』『天まであがれ!』『杖と翼』などがある。

「2021年 『ワイド版 マンガ日本の古典28 雨月物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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