王家の紋章 (第56巻) (プリンセスコミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253191227

感想・レビュー・書評

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  • 分かってる。
    新キャラが出てきても、同じことの繰り返しなのは。
    でも新刊が出ると買ってしまう読んでしまう。
    やっぱり何か魅力があるのだろう…。

  • 「王家の紋章(56)」細川智栄子著、秋田書店、2011.08.30
    215p ¥440 C9979 (2019.02.07読了)(2019.01.21購入)
    インダス王国の話は、55巻で終わってもう出てこないのだろうと思っていたのですが、インダス王国が略奪軍(安易な命名ですが)に攻められて、亡びる場面が出てきました。インダス王は、矢傷を負って死亡。太子とデーシュ将軍は、インダス王の遺言に従って東の地・ガンジス川流域へと逃げ延びてゆく。この事態を知りながら何も答えなかったナイルの姫を恨みながら。56巻の最期の場面にも太子の恨みの場面が出てくるので、いつの日か折あらば、再登場させようと著者は目論んでいるようです。
    エジプトでは、ミノス王の訪問を歓迎する準備が進められている。ミノス王は髪が長くて綺麗な顔立ちをしているので、女性と思って読んでいたら、どうも体の弱い男、ということです。ミノス王とユクタス将軍の乗る船には、ネバメンの養父・タルシシの船に乗っていた荷頭・プシタが乗っているという。タルシシの交易船は5年前にイオニア海で沈み、タルシシも交易船とともに不明という連絡も入った。
    ネバメンに問うと、交易船の遭難もタルシシの死も知らなかったという。ネバメンは、タルシシの交易船に乗っていたという男がやって来て、自分の素性がばれることを恐れている。
    ミノス王の一行がエジプトに到着して、タルシシの船の荷頭・プシタに話を聞いてみたら、タルシシの船が炎上し沈没したときには、プシタは用事で近くの港(ミレトス)に出かけており、小船で帰って来た時に炎上しているのを見ただけということであった。船で何があったかは、知らない。タルシシにネバメンという息子がいたことも知らないという。
    ネバメンは本名ではないので、当然のことであり、ネバメンの顔も知らない。とは言え、メンフィス王らとの面会の後、一人になってみると、ネバメンの顔をどこかで見たような気がしてくる。ネバメンは、自分の素性が知れなかったので、一安心。
    メンフィス王が、ミノス王の歓迎のために鴨狩を行った。ミノス王も鴨狩に挑戦したがバランスを崩し、小船が転覆し一緒に乗っていたキャロルもナイル川に落ちた。これでキャロルは、久しぶりに現代に戻れるかと期待したけれど、そうはなりませんでした。
    作者には、もうキャロルを現代に戻す気はないんでしょうね。戻しても現代でどう扱ったらいいか、また、古代に再度戻すにはどうするか、と考えると、もう戻せない?
    ヒッタイトの方では、トラキアの王女をイズミル王子の元に嫁がせる話が進んでいるとか。イズミル王子もキャロルは諦めてトラキアノ王女と仲良く暮らすことを選んでほしいものです。
    ミノス王も、キャロルにぞっこんで、またややこしくなってきています。キャロルは、魔性の女?

    キャロル 主人公
    ナフテラ 女官長
    テティ 侍女
    メンフィス エジプト
    イムホテップ エジプトの宰相
    ミヌーエ将軍 エジプト
    ルカ イズミル王子の部下、キャロルに仕えている
    カプター 大神官
    ネバメン 自称メンフィスの弟、実名ヘネタス
    ペルト ネバメンの仲間
    ミノス王 ミノア王国
    ユクタス将軍 ミノア王国
    怪物アトラス ミノス王の兄
    タルシシ カナンの交易商人、ネバメンを育てた
    プシタ タルシシの船の荷頭
    インダス王 インダス王国
    シンドウ インダスの太子 インダス王国
    デーシュ将軍 インダス王国
    ハサン 商人
    イズミル王子 ヒッタイト
    ハザズ将軍 ヒッタイト

    【あらすじ】
    現代の娘・キャロルは、神秘な力によって三千年の時間を超えて、はるか古代のエジプトへといざなわれた。21世紀の叡知を持っている彼女は、民から<神の娘>と慕われる。
    かの地でキャロルは、勇ましく麗しい若き王・メンフィスとめぐりあい、愛しあうようになる。そして二人は、弟であるメンフィスに想いをよせるアイシスの妨害など、さまざまな困難をのりこえて、民たちの熱狂的な祝福のなか、華燭の婚儀をあげた。
    そんなある日、キャロルはヒッタイト王国のイズミル王子の密命を受けたルカたちに連れさられてしい、エジプトから遠く離れたメソポタミアの地で、さまざまな苦難に会う。心身ともに衰弱したキャロルだったが、メンフィスに救出され、エジプトへ無事返ってくることができた。
    帰国そうそう、キャロルは東方にあるインダス王国の太子に会見を申し込まれる。太子はキャロルに王国の未来をたずねるが、古代インダス文明の滅亡を歴史書で知るキャロルの沈黙に、不吉な未来を感じとってしまった。そして、王国の異変の知らせをうけた太子は、急ぎエジプトをあとにする。
    歴史の流れの前に、キャロルは己の無力さを感じた…。
    ☆細川智栄子さんの本(既読)
    「王家の紋章(51)」細川智栄子著、秋田書店、2006.07.15
    「王家の紋章(52)」細川智栄子著、秋田書店、2007.08.15
    「王家の紋章(53)」細川智栄子著、秋田書店、2008.07.15
    「王家の紋章(54)」細川智栄子著、秋田書店、2009.06.30
    「古代オリエント」(世界の歴史1)杉勇、講談社、1977.02.20
    「神・墓・学者」C.W.ツェーラム、村田数之亮訳、中央公論社、1962.07.25
    「古代への情熱」シュリーマン著・村田数之亮訳、岩波文庫、1954.11.25
    「四大文明 エジプト」吉村作治・後藤健編著、日本放送出版協会、2000.07.10
    「四大文明 メソポタニア」松本健編著、日本放送出版協会、2000.07.10
    「古代エジプト文明の謎」吉村作治著、光文社文庫、1987.08.20
    「古代エーゲ・ギリシアの謎」吉村作治著、光文社文庫、1987.08.20
    「驚異の世界史 オリエントの幻」森本哲郎編著、文春文庫、1989.02.10
    (2019年2月8日・記)
    コミック: 213ページ
    出版社: 秋田書店 (2011/8/16)

  • 2016年8月帝国劇場にてミュージカル化イズミルWキャスト宮野真守

  • 「インダスが滅びる」って予言を聞いて、「おのれ~~」って、逆恨みするのって的が外れている。

    ミノス王のエジプト訪問。
    ようやく偽弟・ネバメンの正体バレるかな・・・

    イズミルはとっととキャロルを忘れて、(政略)結婚すればよい。

  • ミノアからミノス王子とともに、ネバメンの養父の船に乗っていた荷頭のプシタが来て、遂にニセ王弟ネバメンの化けの皮が剥がされるかと思いきや、これがなかなかしぶとい(--;)インダスは歴史の通りの運命(T-T)このあとも気になるけれど、借りた本はここまで(^^;)また貸してもらえたら読みましょう(^^)

  • H23.12早く次が読みたい。

  • 弟編はもう結構。だらだらと面白くない。

  • 毎回同じことの繰り返しなのに、また買ってしまいました。

    最近は、あの偽物のメンフィスの弟ネバメンの正体が、早くばれないかを期待してるのですが、今回もギリギリだったのに、また彼の口八丁に騙されてしまったメンフィス。
    DNAからして、メンフィスとネバメンの間に血のつながりはなさそうなのに、ほんと、メンフィスもキャロルもお人好しなんだから・・。

    インダス文明崩壊の最中に、帰国した太子から逆恨みを受けたり、以前助けて元気になったミノスから熱烈な視線を受けたり、キャロルの周りは、まだまだ回収しきれないものがたくさんありますので、まだまだ10巻以上は続きそうですが、ほんとうにいい加減、終わりに近づいていって欲しいです。作者が亡くなって、途中で終わりだけは勘弁です。

  • 弟の正体がばれるかと思いきや。
    はやくー!

  • てっきりネバメンのことで解決を見るかと思いきや……それにしてもメンフィスは落ち着いたなぁと思う。キャロルが何回もさらわれてそのたびに取り返しての繰り返しだとある程度のことには動じなくなるものなのかしら。
    あとヤキモチやくメンフィスが可愛くて、不憫でした(笑)もっとメンフィスとキャロルのイチャイチャがみたい(>_<)

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