不安の種+ (4) (少年チャンピオン・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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本棚登録 : 225
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253203906

感想・レビュー・書評

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  • すごく乱暴にいうと、新耳袋の中の不条理な怖さを持つ怪談をマンガにしたような作品でした。
    怖い作品なんだけど、いわゆる幽霊云々ではなく、なんだか分からないものとの接触を集めた短編ですね。
    幽霊とは違った、正体不明の存在の恐怖の後味の悪さの表現が巧みに感じました。
    これが最終巻とは残念ですね。

  • なんというキレイな表紙、そして何というイヤな裏表紙。
    静謐で奇怪で、そしてどこか俗悪な、実にこのマンガらしい見事な仕事だと感じ入り、あと本屋のレジ打ちの人に対する悪意もちょっと感じた。

    4巻も続くとちょっとネタ切れ気味か、それとも自分がこの種の怖さに慣れてしまったのかとやや物足りなさを感じたものの、最終話のまさしく「この物語は8割がフィクションです」という絶妙すぎる内容には一本取られたと言わざるをえない。

    コミックス描き下ろしの第100話もこの作者らしい美しく気持ちの悪い(あと描き下ろしでしかたぶん許されない)メタ・ホラーで満足。

  • もう涼しくなってきてしまったけど、ちょっとヒンヤリした気分を味わいたくて。確かにゾクッとするけど、ちょっとスーパーナチュラルに偏り過ぎかな。かといって、漫画という表現媒体の性質上、見てくれをある程度グロテスクにしないと、ってのも肯ける。

  • 不安の種+(全4巻)

    ホラーマンガなのですが、特にめちゃくちゃ怖いということはなく読んでいるとなんだかタイトルの通り少し不安な気持ちになります。

    ふと夜道を歩いているとこのマンガのことを思い出してどこかからか何かに見られているような気がして怖くなります。

    そんな不思議な珍しい漫画です。

  • 最終巻。いままでは基本的に驚かせるだけの怪異ばかりだったが「夢に…」のヤツは悪質極まりない。「伝う者」での友達ん家の姉弟喧嘩を傍観している感じが面白い

  • 結局1~4巻まで読んでみたけど、よく分からないままこのシリーズが終わってしまった。ずっと最後の説明が無くて物足りない様に感じますが、このまま深く考えない様にしたいと思いますw

  • 完結。シリーズを通して、どの話も非常に短い短編なので読みやすい。
    ちょっと空いた時間に、軽く時間つぶしで読むのに最適。
    ちなみに、怖いとはまったく思わない。
    子供のころに読んでいればまた違ったのかもしれないけれど。
    でも、単純に面白い。

  • 見られてる気が系 呼ばれる系 顔芸が多め でも好きw 

  • 2008/6/15購入。

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著者プロフィール

中山昌亮(なかやま・まさあき)★漫画家。1966年生。北海道出身。1988年、アフタヌーン四季賞冬のコンテストに入賞後、90年にコミックモーニングルーキーリーグ1号の『いい人なんだけど……』にてデビュー。同年、アフタヌーンに『ランチタイム(後に『フレックスタイム』に改題)』を連載開始。93年、週刊モーニングにてスタートした『オフィス北極星』(原作/真刈信二)がヒット。その後、月刊チャンピオンREDと週刊少年チャンピオンで連載した『不安の種』シリーズでホラー表現の新境地を切り開いた。他の代表作に『PS羅生門』(原作/矢島正雄)、『泣く侍』、『フラグマン』(原作/相場英雄)、『ブラック・ジャック ~青き未来~』(原作/手塚治虫、脚本/山石日月)など。現在はネメシスにて『後遺症ラジオ』と、ビッグコミックオリジナル増刊にて『書かずの753』(原作/相場英雄)を連載中。

「2015年 『ネメシス #25』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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