AIの遺電子RED QUEEN(2)(少年チャンピオン・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253211673

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  • 1-2巻読了。新シリーズは、前シリーズの一話完結から打って変わって長編もの。ヒューマノイドとして自分の人格を売ってしまった須藤の母がいるのではないか、という希望を元に、ジャーナリストとしてロビジアへ乗り込んだ医者のスドウ。幼少期の母との生活が描かれ、なぜ母が須藤のために自分の人格を売ってしまったのかも描かれる。探索の旅は、時に、冷酷に人の命を奪い、バイクを奪いと、一筋縄ではいかず、時に命を狙われるも、サラハという少女とテディという熊のぬいぐるみ型AIをともに進んでいく。その描かれる世界は、人の代わりになり得るAIの登場、ある国がその助言で政治改革、農業改革を行うも国際的に警戒され自爆、その後、様々な規制が加えられつつもAI研究は進展するも、それは必ずしもユートピアを約束したわけではなく、ロビジアでは人間優先主義者とAI至上主義者が戦争を繰り広げらている、と。AIの発展により、世界がこういう風になる可能性もある、という視点を提示してくれる。/セネカ「人生はもしあなたが使い方を心得れば長い」/

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著者プロフィール

山田胡瓜 KyuriYamada
漫画家。IT記者としての活動の傍ら作品を描き続け、
2012年、『勉強ロック』で「月刊アフタヌーン」アフタヌーン四季大賞を受賞。
2013~2015年に「ITmediaPCUSER」に連載した『バイナリ畑でつかまえて』で注目を集める。
2015~2017年に「週刊少年チャンピオン」で連載された『AIの遺電子』は、人間そっくりのヒューマノイドを治療する医師を主人公にした、
AIと人の関係を描く近未来SFコミックとして、各方面に大きな反響を呼ぶ
(単行本は秋田書店から、全8巻で完結)。
2017年より「別冊少年チャンピオン」にて、『AIの遺電子REDQUEEN』の連載をスタートさせている
(単行本第1巻は、2018年4月に秋田書店から刊行予定)。

「2018年 『バイナリ畑でつかまえて 新編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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