AIの遺電子(8)(少年チャンピオン・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253221160

感想・レビュー・書評

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  • これで終わり?中途半端

  • 医師として暮らしながら闇に売り渡された「母のコピー」を探していた須堂は超AIに導かれ異国の地へ旅立つ。その道は、まだ見ぬ母へと続くのか…。(Amazon紹介より)

    人工知能(AI)が進化した近未来の世界でも、人類は何かに悩み、何かを課題として生きている。人類がこの世に存在している限り、悩みが尽きることはないんだなぁと思いました。それが、人類によって作られたAIにも引き継がれているのが皮肉だと思いました。
    ***
    学生時代に、サークルの後輩と「人類が究極の進化の果てに求めるものは何か」というテーマで数時間も話したことをふと思い出しました。その時の結論は「死ぬこと」でした。「究極の進化」=「できないことが何もなくなること」であり、一番最後には「死ぬこと」以外すべてのことができるようになるから…と、当時はとりとめもない話をしたなぁ、バカだなぁと思いましたが、世の中にAIが現れ、社会がどんどん進化していった果てには、AIが人間らしさ(=病気になったり老いたりして死ぬこと)を求める時代が来るのかもしれないと思いました。

  • インプラントを埋め込んだギャンブル依存症対策、今生きている世界がバーチャルでないとどうして言い切れるかと懐疑的な青年。どんどんオンラインのグループができていくけど、いつしか動かなくなるコミニュティが積み重なっていく感覚。最後は、主人公の旅立ち。母親の一人を探しに。このシリーズはこれで完結だけど続編も出るとのこと。

  • 世界観と思想をここまで短編で描き、そして本筋のストーリーが始まる。言わばここまでが本編にして序章。でっかいぞ、この物語。

  • 表紙から嫌な予感はしたけど最終巻。と思いきや、別雑誌で新シリーズに移行か。良かった良かった。

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著者プロフィール

山田胡瓜 KyuriYamada
漫画家。IT記者としての活動の傍ら作品を描き続け、
2012年、『勉強ロック』で「月刊アフタヌーン」アフタヌーン四季大賞を受賞。
2013~2015年に「ITmediaPCUSER」に連載した『バイナリ畑でつかまえて』で注目を集める。
2015~2017年に「週刊少年チャンピオン」で連載された『AIの遺電子』は、人間そっくりのヒューマノイドを治療する医師を主人公にした、
AIと人の関係を描く近未来SFコミックとして、各方面に大きな反響を呼ぶ
(単行本は秋田書店から、全8巻で完結)。
2017年より「別冊少年チャンピオン」にて、『AIの遺電子REDQUEEN』の連載をスタートさせている
(単行本第1巻は、2018年4月に秋田書店から刊行予定)。

「2018年 『バイナリ畑でつかまえて 新編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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