- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253227568
感想・レビュー・書評
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『BEASTARS』3巻の、レゴシのこの言葉「大人になるってそういうことなのかよ…ッ!!」が、青臭いのは青臭いんだけど、完全に大人な年齢の自分にも響くんだよな…大人と言う言葉でしかこの年のレゴシには表現しようがなかっただけで、こう言う気持ちは年関係なく諦めきれずに持っていたりするもんだ…
無論の事、作者のミスリードも含まれているのだが、レゴシがテムを殺したのではないとは思うが、彼が自分の本能を自覚してないからこそ、無意識で殺した可能性もある。だから3巻で頑なにビルを否定したのも、裏返せば自分の本能を肯定する事になるからかもしれん、と言う読み方も出来るミステリ…
レゴシの、俺はそっち側へは行かないんだ!!と言い切ってしまえるピュアさ、そんなのは偽善だと言うモノもいるだろうけど、しょうがないんだ、と諦め手放してしまう必要はない。世界がどんなに残酷だとしても、それに「慣れない」気持ちを持ち続けようとする事は無駄じゃないと思うんだ…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
擬人化された動物たちの話ではあるけれど、
人間界にはない「食う・食われる」という
関係があるせいで、物語に緊張感が生まれますね。
かわいい後輩オオカミ女子も登場して、
レゴシくんの恋はますます前途多難そうです。
しかしパンダ…イメージとのギャップがすごい(^^;。 -
いままでの巻で一番好きだった。
ジュノちゃんかわいい。 -
規範ではなく、倫理性について裏市を通して考える。
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草食動物少女に恋した肉食動物少年の物語第三巻。
主人公ハイイロオオカミのレゴシは、気になるウサギの少女ハルとの距離を少しだけ縮める一方、同じハイイロオオカミの少女ジュノと出会う。
そして初めて足を踏み入れた裏市で草食と肉食が同居する社会の裏側を覗くとともに、自分の種族を超えた淡い恋心?にも疑問を突き付けられて。。。
タマゴサンドの小話がほほえましい。