BEASTARS(12) (少年チャンピオン・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
4.34
  • (47)
  • (33)
  • (15)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 763
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253227650

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 食肉前科獣というものがあるとは。
    正直、全部リズのせいにして、ルイの足を食べたのもリズで
    それを助けたのがレゴシということにしても良いのでは
    と思ってしまったが。

    うじうじせず、学校をやめようという発想にいけるのが凄いと思う。

    オグマさんがルイにお金をかけるのは、褒めたい時か怒っている時というのがちょっと面白い。
    いつも予想外の行動をとるところが気にいっているが限度がある。それはそうだ。
    痛かったか、と言うのが不意打ちできゅんとした。
    分かりにくく見えてもちゃんとお父さんなのだ。

    羊のセブンさんの話も好きだ。
    新キャラが出てきて本筋からずれるかと思いきや
    新キャラがちゃんと面白くて本筋にも影響してくるところが
    本作の素晴らしいところだと思う。
    しかしラムちゃん呼びは流石に悪質だろう。
    食べて良いと言われて失礼だという言葉が出てくるのがレゴシらしくて良い。
    引っ越し先のアパートにジャックたちだけではなくビルやアオバ、ゴーヒンさんも訪ねてきてくれるとはレゴシの人望が知れるというものだ。
    ドーム先輩やピナくんも来たがっているというのも可愛い。

    ヤフヤのキャラクターにも驚いたし、ゴーシャと友達だったのも意外な繋がりだった。
    しかしマイマイミルクはあれで解決になるのだろうか。
    意外と信頼関係もありそうなのでお金させあれば
    なんとかなるのだろうか。

    「寝付きが悪いのいはうとましい人生を歩んでる奴の宿命」と嘯くゴーシャ。
    2人でビースターズを目指していたのに道が別れたのは寂しいが、
    どちらの立場も気持ちも分かる気がする。

    ルイがビースターズを断るのも分かる。
    ここまでの経験をしていると、ビースターズも
    相応しくない以前に世界の違うものに感じそうだ。
    ルイとジュノは案外良いコンビな気がするが。
    ハルがルイに会いにこないのはちょっと意外だった。

    レゴシの実家の電話番号を覚えていたり、おじいちゃんと色々話せたりと
    ジャックの良い子ぶりを再認識する。

    異種族婚だけでなく、毒を持つ者と持たない者では
    認められないという規則がある。
    つまりゴーシャとレゴシは戸籍上他人というのが更に複雑だ。
    差別の対象にまでなってしまうのは悲しい。
    成長したレゴシが隅に座るのは可笑しいと言いつつも
    爪はきちんと隠しているのも、
    それを見て成長に驚くゴーシャも可愛い。
    「自分たちが可哀想と思ったことなんて一度もない」
    と孫に言われたら嬉しいだろう。
    小さい頃好きだったポテトフライをまだ好きだと思っている大人あるあるすら微笑ましい。
    「平和主義は強い者が唱えてこそ意味を持つ」
    全く持って真理だ。

  • ヤフヤ、ゴーシャ登場。
    かっこいい!!

  • レゴシの家庭事情が明らかに。おじいちゃんカッコ良すぎる!

  • レゴシの自立旅開始。祖父との再開。

  • 今までとは大きく変わる時
    今までの学生だけだったのが
    学生ではいられなくなったので
    社会へ飛び出す
    どう生きていくか
    どうすれば生きやすいのか
    肉食だから
    まだ年端も行かないから
    社会を知らないから
    できない理由を探し続けることなく
    挑んでいく中で
    明かされる事実
    そんな時代があったことが

  • 色々衝撃の事実が出ましたね~~
    ハルちゃんとの結婚は法律上無理になりました、とか、ジュノちゃんとルイ先輩が…!?とか、レゴシのおじいちゃんのアレコレとか
    セブンさんはわざわざそんなとこ住まなくても、もうちょい普通のとこでいいじゃん!?でもレゴシのお隣さんになってくれてありがとうの気持ち

  • レゴシの社会人?編のはじまる第12巻。
    リズとの一件で前科持ちとなったレゴシは高校を辞め社会へと飛び出すが。。。
    食肉の十字架の重みに苦しみながらも、新たな人間関係、祖父との再会を通してレゴシは前に進んでいく。
    裏社会を抜け高校へ戻ったルイもこれまでに得た経験を胸に秘め前に進む。そんな彼にジュノは。。。
    レゴシの血統の秘密も少しずつ明らかに。

  • 義足はお前の骨格を再現した最高級品を発注済みだ 肉の禁断症状を発症していた 哀しいことに場を制するのはやはり強い者なのだよ コモドオオトカゲの口内は毒で満たされているんだ 卵生と胎生 社会よりも_もっと大切な共存を目の前に見つけたんだ 他の生物を死に至らしめるはずの毒は…俺には苦くて甘いママレードのような味がした 袂を分かった盟友 さながらヤンキー一家ですね

  • 物語は次の章へ。レゴシが学校を辞めて独立する。お爺ちゃんがコモドオオトカゲなら一際強いのも納得。レゴシがさらに強くたくましく成長するのが楽しみ。

  • 社会の仕組みに合わせて懸命に生きてる人に対して、負の部分を利用して貶してくる人達ってホントクソって思った矢先、コモドオオトカゲのおじいちゃんがそういう輩を成敗したシーンを見ました。

    スカッとしたー!!!

  • イヌ科のみんな可愛いねえ

  • ルイ~!!
    ルイとレゴシ…お互いを思う気持ちに泣く!!
    そして、イブキ…漢だ…

    新しい道を踏み出したレゴシはどうなる…

    そしてレゴシのじいちゃん、カッコエエ…

    13巻へ続く!

  • 12巻も面白かった〜!!
    また一歩自分らしい道へと踏み出したレゴシ。自分を貫くって難しいことだけど、レゴシに型にはまった生き方を求める方が無理なんだろうな。それは不器用で優しくて、自分にも他人にも誠実だから。

  • ルイジュノ…尊い……。あとじいちゃんカッコよすぎる。早く続きをください。

  • 感想は最終巻にまとめて記載予定です。

  • レゴシの選択はレゴシらしく妥当と思うが切ない。
    おじいちゃんかっこよすぎないか。
    お前らがそうなるの?
    イヌ科ルームメイト愛しすぎる……
    等々

  • 殺人事件が決着し、セカンドステージがはじまったという感じ。学園のビスターは誕生しなかったけれど、そのままで終わるんだろうか? ルイ先輩は卒業しちゃったし。それにしても、ヤフヤ様……若い。なのに、コモドドラゴンの相棒はおじいちゃんって、どんだけー!?

  • この巻もすごかった。前回あれだけの盛り上がりの後でも見劣りしない読み応えがあった。今まで学園が舞台だったのにこんな展開になるとは、そして現beastarとおじいさんのかっこよさよ。

  • やっぱり面白い!!
    前巻で一つの区切りを迎えて、
    この後どうなるんやーと思ってましたが、
    全く先が読めません。
    もう次巻が待ち遠しい。

    爺ちゃん、カッコいいっす!

  • 《ハルちゃんと出会ってルイ先輩と出会って 俺が自分で付けた足枷は俺の宝だ 大人になって懐かしめるほど軽い足枷じゃない(‪⋯‬)その世界にはもっと俺が学ぶべきことが山ほど渦巻いている》

    この世界では牛の人の乳を絞って売っているのか⋯とぎょっとしたけど肉も食ってるのだから当たり前だった。

  • レゴシは退学、ルイ先輩は卒業し、学校の外に物語の舞台が移る第12巻。第2部の開始といったところ。
    社会を統率するただ一頭の壮獣ビースター・ヤフヤと、レゴシの祖父・ゴーシャ、かつて親友同士だった草食と肉食の過去と現在は、ルイとレゴシのモデルケースとして描かれているように見えるし、また二人が超えるべき対象として置かれているようにも見える。
    ただ、話が動くのは次巻以降のようで、今巻は導入部のような印象。

  • 新章突入。それぞれの道を歩き出すレゴシとルイ。後半からレゴシのおじいちゃんがついに登場したが、おじいちゃんが全て持っていってしまった。続きが楽しみ。

  • 擬人化された肉食獣と草食獣が共存する架空社会を描いたコミック。草食獣テムの食殺事件はハイイロオオカミ・レゴシの働きにより解決したが,その際に犯した肉食により前科者とされたことを機に,自ら高校を中退し一人暮らしを始める。物語は新しいフェーズへ突入。この社会のリーダーであるビースター(サラブレッド)とレゴシの祖父(コモドオオトカゲ)は宿命的な友人であった。

  • 新章突入かな?
    おじいちゃんとの物語が楽しみ
    キャリアウーマンな羊ちゃんが何故相応な賃貸が治安最悪なオンボロアパートなのか理解出来なかった〜。不動産屋さんの気まぐれ?面白いからいいけど!

全29件中 1 - 29件を表示

著者プロフィール

2016年デビュー。週刊少年チャンピオンで読み切り連作「BEAST COMPLEX」を掲載後、「BEASTARS」連載開始。

「2019年 『BEASTARS 1~10巻BOXセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

板垣巴留の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×