BEASTARS(16) (少年チャンピオン・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
4.17
  • (12)
  • (18)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 261
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253229043

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • レゴシは母親の霊と夢の中で会話することで、ハーフの生まれ持った苦悩を改めて思い起こす。
    ヤフヤから解雇されるものの、レゴシはメロン追跡を続け、やがて窮地に追い込まれるのだが。
    サグワンさんがいい仕事をしてる。もはやこの世界になくてはならない存在かもしれない。

  • どんな自己中な母親なのかと思ったら、祖父も自分の子も大切にしてる、根はすごく良い人だった。自分の目的と執着が並外れていたと言うだけで。レゴシはこじれながらも幸せを勝ち取ってほしな。

  • メロン怖いしこれまでレゴシが培ってきた価値観の及ばないところにいる。
    レゴシとシシ組がちゃんと手を組めばとても強いと思うしヤフヤコンビよりしっくりくる。
    そしてルイはもう戻ってこないでほしい、彼には日の当たる場所にいてほしい。
    ナマケモノの彫り師超痛そう……

  • レアノの話が切なくて苦しかった。レゴシもずっと苦しかったんだろうな。あんな形でもレゴシが母を感じられて、背中を押してもらえて良かった。
    ディープナイトのエピソードもまだまだこの世界には私達が知らない側面があるんだと感じられてすごく良かった。
    自分を表現することが不器用なキャラが多い中でジュノのまっすぐさは気持ちがいい。彼女は初登場時の世渡り上手な姿より、今の苦悩する姿の方が断然好感が持てる。
    レゴシはまたまた窮地をどう脱するのかと思ったら、思いがけない所でサグワンさんに繋がっていて驚いた。

    脇役それぞれの人生もしっかり描かれるから、物語に厚みが出るし読んでいて飽きない。
    そして何故かメロンの声がフリーザで再生される(笑)

  • メロン捕獲に協力したら食肉の前科を消してやる。ヤフヤの正義に疑問を持っていたレゴシだが、 その報酬のために、ヤフヤとともにメロンが 主催する「仮面夜行会」に潜入する。ごったがえす会場の中で、なんとかメロンを捕獲した2匹。しかしヤフヤが目を離した隙にレゴシがメロンを逃してしまう。
    レゴシは〝肉食と草食のハーフ〟である メロンと分かりあおうとするも、無情にもメロンに胸を撃たれ 瀕死の重傷を負ってしまう。生死の境を彷徨うレゴシ。 その今際の際で出会ったのはかつて自殺した母・レアノだった…。(Amazon紹介より)

  • メロンとの戦いが続く第16巻。捕り物には目立った動きはなく、レゴシ、ゴーシャ、ルイ、それぞれの視点ごとに、展開を次巻へ持ち越す事件が多い印象。

  • ヒューマンドラマとして圧倒的面白さ。
    リズとの対決からしばらく買っておらず、4・5巻一気読みしたテンションで今書いてる。物語にどっぷりのめりこむ、至福の時間だった。
    12巻以前はハルとの恋愛中心、演劇部の青春模様を軸にした群像学園ドラマの印象が強かったが、12巻からレゴシが外の世界に飛び出しさらに面白さが加速する。
    前の方が好みという読者もいるだろうが、とっくに成人済みの自分にとっては、むしろこちらの方が実感が湧きやすくリアルな肌触り。
    で、一体なにする人なの?とそのあたりがふわっとしてたビースターの実像も、ヤフヤの登場以降掘り下げられて現実味を帯びてきた。
    そしてこの漫画、あらゆる差別や社会問題を網羅しているのが凄い。
    学校や職場でのパワハラ・モラハラ・セクハラ、ブラック企業に女性差別etc……裏市は被差別層の貧民街の隠喩だし、そこにドラッグ犯罪やマフィア抗争も絡む。
    ここ最近メインとなってる混血児への根強い偏見と差別、フィジカルな苦悩なども、弱者の中の弱者がいちばん理不尽を被る、マイノリティが生き辛い社会構造を鋭く抉り考えさせられる。
    それを象徴するサイコパス・メロンの存在。
    肉食にも草食にもなりきれず、両者から迫害される混血児たる彼のエキセントリックな言動にはヴィランの魅力すら感じる。
    おそらくは望まれた生い立ちではないのだろうが、レイプされて出来た子どもだったら闇が深そうだ……(妄想)
    時差を計算した上での自作自演とか、こう来るか!!とぞくぞくした。
    そしてゴーシャおじいちゃんかっこいい!17歳、まだまだ成長途上の悩み多きレゴシと対比するように尊敬できる大人が配置されてるのがステキ。
    レゴシ母の悩みはわかるような気もするけど、ゴーシャとレゴシなら受け入れてくれたのに……と思ってしまうのは、私が無関係な他人だからか。家族の理解はあれど、日々変容していく自分自身への嫌悪と恐怖に屈したのか……
    レゴシはとっくに許しているのだろうが、母親としてはダメダメな人だ。その弱さがすごくリアル。自尊心と劣等感のバランスが後者に傾けば、誰だって完璧な母親ではいられまい。
    レゴシ父との経緯はちょっとびっくりしたが、父子の再会はこの先ありうるのか気になる。

    話がとっちらかってるという意見もあるが、私は気にならなかった。
    ストーリーが断然面白く、ルイとレゴシが別視点からメロンに迫っていく同時進行のドラマなんて、サスペンスもの海外ドラマさながら熱い!!作者は海外ドラマが大好きらしいが(YouTubeのヤングサンデーか何かで見た)その影響もあるんだろうか。

    この漫画のタイトルはビースターズである。
    最初から複数形である。

    故にレゴシとルイが二大主人公であり、この二人がそれぞれの立場から、それぞれにしかできないアプローチで社会の病巣に切り込んでいく展開には非常に説得力がある。
    社会に出たことで一皮むけたレゴシと大学に進学したもののシシ組への義理と愛着に揺れるルイ、そんな二人を取り巻くハルとジュノ。
    キャラクターは全員動物ながら、彼らが直面する問題には現代社会に通じる普遍性がある。
    アニメが海外で評価されているのも大納得。人種差別やスクールカーストなど、あっちじゃより身近に即して深刻な問題だもんな。

  • もう十七巻が出るの!? と驚きつつ、サグワンさんエピソードはちょっと都合良すぎるよなー。でもって、ジャコウネコさん可愛すぎる。この世界が広いのが凄いな、いろんな組織や集団がいるのが。動物でキャラクターを描き分けることが出来るのが、区別しやすいし、複雑な内容のはずなのにわかりやすい構図が描かれている。人間は異種族でも、同じ人間だし、わからないはずなのに、見た目が違うというのが、この動物社会ではかなり顕著に世界の縮図を描いている。

  • 遺伝が原因で自殺した母親の亡霊に自分の血を誇れって言われるのふつうに意味がわからなかったのだが、誰か説明してほしい。

  • 設定や世界観をここまで作り込んで使いこなしているところにひたすら感心させられる。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

板垣巴留(いたがき ぱる)
1993年、東京都生まれの漫画家。女性。武蔵野美術大学映像学科卒。
2016年『週刊少年チャンピオン』14号からの短期連載『BEAST COMPLEX(ビーストコンプレックス)』によって漫画家デビュー。同年、『週刊少年チャンピオン』41号から『BEASTARS』を連載開始。同作が 『このマンガがすごい!2018』オトコ編 第2位、第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞、第11回マンガ大賞大賞、第22回手塚治虫文化賞新生賞、第42回講談社漫画賞少年部門などをそれぞれ受賞した。

板垣巴留の作品

BEASTARS(16) (少年チャンピオン・コミックス)を本棚に登録しているひと

ツイートする