潮が舞い子が舞い(1) (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)

著者 :
  • 秋田書店
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本棚登録 : 251
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784253252386

感想・レビュー・書評

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  • 鬱な展開、アヴァンギャルドでドラッギーな画作りの阿部共実が、なんとシンプルな群像劇を?
    しかしそのリリカルさは変わることなく、むしろより爽やかに抒情的。
    ボボンガ→ガンガガゴンガガ→ベロベロリンガー!とか、キンタマ!とか、毎回毎回独特な上ずりギャグを見せてくれるのはもう嬉しいが、それ以上に、
    ・案外こんな話が大人になったら大切な思い出になったりするんかなあ→4回繰り返して「ループ入りました!」という照れ隠し的ズラシ方や、
    ・数年後に憶えてるのかなという話を、ただベンチに座ってする、とか。
    このリリカルさはなかなか得られるものじゃない。

  • 瀬戸内の高校を舞台にした日常ものだったと思います
    絶望先生と西尾維新を足して割ったような作風です

    1話目から立ったキャラ達がお喋りを広げています
    そこから人間関係を広げていき、キャラ達が展開されていきます

    キャラ立ちの凄さといえば、どのキャラも落語家並みに喋りたおすことです
    1話でそんなセリフ吐いたら、キャラが出がらしになるんじゃないかというレベルで喋ります
    その長文にもチラホラ共感できる文があって、たくさんあっても読めてしまいました

  • 久々に平和でとても良い

  • 独特なタッチ&会話センスの作者が描く可愛い男子女子の学校での日常
    皆がわちゃわちゃ騒がしくやりとりでしてるだけなんだけれど、ずっとホンワカして見てられる(^^)
    そしてキャラが多いのにどのキャラも魅力的。
    てか、バーグマン面白すぎw

  • 再読。1巻だけ買ってたけど次巻は買わずにいた。読み直すとやっぱり面白いから続きを早く読まなきゃ。
    海が近い田舎町で生活する高校2年生の青春群像劇。
    ほのぼの日常コメディ。台詞回しが独特だけどこの台詞回しが良い。舞台化かアニメ化してほしい……いや劇場版だな。
    この作者の話がキラキラ青春!みんなハッピーイェイイェイで済むわけがないだろう……という疑心暗鬼にかられているせいかもしれませんが、この街を離れていく高校生たちを想像して物悲しさにもかられ、彼らの今後が心配。なのですが、現時点で悲しい話はないです。

  • すごい翻弄されるおもしろさ!
    おもっきり笑ってしまった話も、男子のくだらない話も、かわいすぎてたまらない話も、不安でこわごわとしてしまう話も、いろんな日常が折り重なってる。書いてる作者は頭混乱しないかと思うほど。
    おもしろい話はもちろんのこと、日常であるような何とも言えない間を感じるシーンがすごい。特にけんかまでもいかないけど、その一歩手前というか未知のもの同士が踏み込みあった瞬間というか、そうしたうまく言えない間の存在が、読んでて不思議で独特なくせになる感じだった。
    とってもおもしろい。

    (1~6巻まで読んでの感想)

  • セリフ劇。チェーホフのように複数人の視点から世界を立体的に浮かび上がらせる手法がもう、なんというか、すごい。

    高度な技法で漫画が文芸を頭一つ抜き去っていく瞬間を見た。兵庫県舞子高等学校。

  • 読者を選ぶというか好き嫌いが分かれるタイプかと

  • 海辺の田舎町にある、高校2年生たちの青春群像劇。第1~11話収録。巻末に2年4組の生徒紹介あり。
    『月曜日の友達』が好きだったので購入。クラスメイトだけで既に20人もいるので、名前覚えられない。1巻は表紙にいる水木と百々瀬がメインかな、11話の二人の会話がお気に入り。

  • 安定の好きな感じ。

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