鬱ごはん(3) (ヤングチャンピオン烈コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・マンガ (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253255592

感想・レビュー・書評

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  • 20代から30代へ。社会から孤立して居るが心までは孤独には侵されてない。もしくは一人でいることに慣れてしまったのかもしれない。其れとも自己欺瞞が巧くなり、老獪さを身につけてしまったからか。幸福とは?幸せとは他人の尺度で測れるのではないと鬱野の姿を見て思う。足掻くのも辞め、逃亡し続けた人生に残ったのものに悲惨さもなく不幸な結末もないが空無な人生。そんな人生を今日も鬱野は食べ流しながら揺蕩う。

  • 芸術作品よりさっきの給水器のほうが、
    製作意図とか色々考えてしまう…

    この着眼点の切れ味!
    すべてのグルメ漫画を過去にする。

  • 鬱という言葉を安易につかってしまっている嫌いはあるが、作中で哲学を確立しているためただのカウンター的表現に収まらない魅力が。もしかしたら、時を経て残るのはこちらなのではという、グルメマンガというジャンル全体を一手に引き受けて相手取れそうなポテンシャルにただただ戦く。ウエルベック読むな。

  • 《年齢を重ねるごとに新しいことをするのが億劫になっていく だが何かを得るには動くしかない 大切なのは最初の一歩を踏み出せるかどうか 心理的ハードルの高さは二歩三歩目と続く程にみるみると下がっていく 殺人に例えるなら一人目を殺す時と二人目以降ではハードルの高さは桁外れに異なるだろう オーダーメイドで作ることができるサンドイッチチェーン!!》

    《飲み会の終わりに「あたたかいお茶ください」と言うように 人生もまた終わりかけているときはあたたかいものを求める これは 完全なる老化現象だ》

    ひとりで旅行に行く前から『闘争領域の拡大』の主人公のように「自分はなぜこんなところにいるのだろう」ときっと考えることが目に見えていた。『鬱ごはん』が描くペーソスはそういう類のものだ。他人とは思えない。笑える。

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著者プロフィール

代表作『バーナード嬢曰く。』『鬱ごはん』『銀河の死なない子供たちへ』『オンノジ』『ヨルとネル』など多数。2014年に第18回手塚治虫文化賞・短編賞を受賞。2016年10月には『バーナード嬢曰く。』がアニメ化される。

「2019年 『ハナコ@ラバトリー 新装版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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