海が走るエンドロール 1 (ボニータ・コミックス)

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  • 秋田書店 (2021年8月16日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ) / ISBN・EAN: 9784253265218

作品紹介・あらすじ

65歳を過ぎ夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子。そこには、人生を変える衝撃的な出来事が待っていた。海(カイ)という映像専攻の美大生に出会い、うみ子は気づく。自分は「映画が撮りたい側」の人間なのだとーー。心を騒ぎ立てる波に誘われ、65歳、映画の海へとダイブする!!

みんなの感想まとめ

人生の再出発を描くこの物語では、65歳の主人公が映画制作の夢に目覚める様子が描かれています。夫を亡くしたうみ子は、映画館で出会った美大生の海と共に、自身の過去や未来を見つめ直し、映画を作る側としての自...

感想・レビュー・書評

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  • 1〜4巻まで読了。視界が開けた感覚を波で表現してるのが素敵!映画作りの夢を追う話だけでなく自虐ネタは対話を拒んでるとか理解できない物を否定するのは逃げなど、うみ子さんと海くんの会話などからいろんな気づきがあって面白い。

  • マンガ好き800人が選んだ「このマンガがすごい2022」において、「オンナ編第一位」になった本書を読んでみた。夫と死別した68歳女性が、美大映像科に途中入学して映画を作り始める物語。

    まだ一巻しか出ていない。私は「このマンガ」や「マンガ大賞」の上位に入った作品はチェックしている。そういう意味では小説と違って流行を追っている。マンガは時間的にそれが可能だからしているので、必ずしも賞をとった作品が総て素晴らしいとは思ってはいない。

    画は構成から光線の使い方からとても映像的で、若い作家なのに申し分はない。還暦すぎて再出発は、流行りに乗ったのがもしれないし、切実なテーマが立ち上がるのかもしれない。まだ始まったばかりでなんとも言えない。この賞は、ある程度玄人読みする人が選んでいるだけあって、期待値で賞を取らせたのかもしれない。

    (自分は)「映画を観る側」ではなく「作る側」なのかと気がつく主人公。そういう気持ちは、私はとっても共感する。私のレビューなんて、いつも大抵は「作る側の立場」で書かれている。気がついている人もいるとは思いますが‥‥。

    まだ始まったばかり。ホントに評価すべきなのは「これから」である。

  • 「そんな人間はさ 今からだって死ぬ気で 映画作ったほうがいいよ」


    という「メタモルフォーゼの縁側」×「ブルーピリオド」なおばあちゃん漫画です。
    夫に先立たれ呆然とする、うみ子(65歳)が、ふと入った映画館で美大(映像学科)生の海(かい)に出会って映画が好きだったことを思い出し、美大に入学してしまうお話。
    おばあちゃんが時々ものすごく可愛くなる。
    そして他の登場人物はみんな男か女か分からないのが画風的に素敵。

    ついつい自分を卑下してしまううみ子と、そうして欲しくない海が不器用に距離を縮めていく姿がほほえましい。
    そして漫画としての印象が強烈。なんだろうレイアウトとかそういうのが上手なんでしょうか。
    これはルックバック(藤本タツキ)を読んだ時の印象にとっても良く似ている。あと「マイ・ブロークン・マリコ(平庫ワカ)」とも。つまりこの作者は天才かな…と思ったのです。
    続き楽しみ。ミステリー・ボニータって本屋さんのどの棚に置いてあるんだろう。

    「けれど 映像は自由で 走り出したら とまらない 私が映像を撮るならば」

  •  65歳の女性が「映画」に目覚める。見るんじゃなくて「撮る」。その設定がうれしい。
     がんばって!
     ありきたりに陥らないことを期待して、次号を待ちます。
     ブログにもあれこれ。
      https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202201070000/

  • ブクログで紹介されていて、気になってたのに売り切れてた作品。
    今日本屋さんに入荷されてたので即買い!

    主人公のうみ子さんのやりたい事に突き進んで行く姿や、歳を気にして思ってもいない事言っちゃう気持ちとか、
    もう若くない私にはそうだよね!そうだよね!と、共感出来ちゃう所が多々あった。

    年齢的な事や色んな事情で
    やりたい事を諦めていた事、あると思う。
    そんな人に是非読んで貰いたい1冊だとおもいました。

  • BLUE GIANTとか、ブルーピリオドとかもそうだけど、主人公を応援したくなる作品が好きなのかな。
    この世界観を見ていたいなと思ってしまう。

  • 連載終了まで追いかけたいと思える作品でした。

    読む前は、主人公が「おばあさん」である事と
    「エンドロール」という言葉から、終活的な、
    人生を穏やかに終えていくような作品かと思っていましたが、真逆の物語でした。

    大人の持つ「ずるさ」や「自虐」も押し流す
    好きなことへの熱さが描かれていて好きでした。

    2人の年齢差が生み出すお互いへの影響が感動的で面白かったです。


    うみ子にとってだけではなく、海にとっても
    この出会いがエンドロールであり、新たな始まりだと感じました。

    大きいコマの印象的なシーンも好きですが、個人的に、うみ子の食べ物に対する変化や、5話の海が濁っていることや、うみ子の波に打たれた時のセリフの「でも 思ったより冷たくないかも」とかも好きです。

    何度も読み直したいと思いました。

  • 最高。「作る人と作らな人の境界線はなにか」「船を出すかどうか」「船は誰でも出せる」。
    傑作のかおり。一巻の引きが最高。早く続きがよみたい。読むこちらも、ワクワクさせられる。

    • scsa0316さん
      書こうと思っていたこと、全部書いてあった。本当にその通りだと思います。
      書こうと思っていたこと、全部書いてあった。本当にその通りだと思います。
      2021/08/22
  • 夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子。海(カイ)という映像専攻の美大生に出会い、うみ子は気づく。
    自分は「映画が撮りたい側」の人間なのだとー。
    「誰でも船は出せる」

  • 「好きなことを始めるのに、年齢なんて関係ない!」
    を丁寧にリアルに作品に落とし込んでいる。

    人生100年時代を前向きに暖かい気持ちで考えられるようになりました。(24歳・男)

    私の小学5年時の夢は映画監督でした。自分の姿を重ねつつ物語を読み進めていきます。

  • 書店で見た時、表紙のインパクトに一目惚れ。
    いきいきした表情と、印象的な青。

    65歳で夫に先立たれた主人公・うみ子。
    ふとしたきっかけで映画を観に行き、映画専攻の美大生と出会ったことで、映画を作る道へ。

    周りの人が悪意なく、時には自虐ネタとして「老後の趣味」というワードが出てきて、そのたびにモヤモヤするうみ子。
    そんな様子を、かつての親友に重ねてイライラする海くん。
    吹っ切れてほんとに本気で映画に向かい合うと決意するシーンが本当に美しかったです。
    やりたいことにまっしぐらな人のひたむきな美しさ、そしてやりたいことに邁進するのは何歳からでも遅くないことを教えてくれる作品です。

  • 2022 1本目
    気になっていたやつ。
    #ゆとたわ で触れられていて読んでみた。
    うちの母親も60を超えて、
    ピアノ教室の門を叩いたひと。
    ↑そしてたのしそうに練習している。

    やりたいやりたいっていいながら
    やるかやらないかは船を出せるかどうか、
    なんだなあ。

    意図なくひとを傷つけてしまったことへの後悔
    ちょうどピンポイントに
    そんな体験をしているので沁みるものがあった。

  • 続きが気になる。ご飯が美味しそうな漫画に間違いない

  • 自分の年齢が上がるにつれ、「今更こんなことやってもなあ」と思っていた自分がもったいない感じに思えた作品。
    主人公のうみ子さんは夫に先立たれた65歳。
    そんなうみ子さんが、美大に入学して映画を作っていく話です。
    若い学生との関係、本気と言いにくく「老後の道楽」と自分でいって、自分がちょっと傷つくとか身に覚えがたくさんあります。
    眩暈がする、息が上がる、学生と同じようには動けない……なんていろいろ大変だけど、少しずつ動き出すうみ子さんが羨ましく、応援したい気持ちになりました。
    いくつになっても何かをやりたい情熱と共に実行できる勇気と、逆にそういった勇気ある人をさりげなくサポート(サポートというか、普通に仲良くなりたい)できる人になりたいと思いました。
    まだ始まりの感じですが、続きを早く読みたいです。

  • 2021.12.25 朝活読書サロンで紹介を受ける。
    65歳女性が主人公。ふみこさん。映画館に飛び込み、キョロキョロ周りを見る。映画学科の海くんと出会い、65歳に映画制作に魅せられる。

  • 私よりちょっと年上、一人になったらこんな感じ?
    映画館には日常的にいってるけど、こんな出会いありますかね。選ぶ映画が良かったのかな。私は客席気にならないので、完全に見る派ですね。うみ子さんの姿には生きるパワーもらえます。新しいことを始めるのは勇気いるけど、思ったことを始めるのに躊躇したくない、と決意できました。うみ子さん、これからも見ていきますからね!そして、いつもしないように心がけてるけど、さらに自虐はやめようと強く決意できました。こんなこというシニアにだけはなりません。

  • 〇単なる大学生とおばあさんの夢追う物語ではない!ズキンと来るところもあって、きっとあなたものめりこむ


    夫が亡くなり四十九日を過ぎたうみ子は、夫と映画館へデートしたときのことを思い出す。ある日友人からのフラダンスの誘いをかわそうとして映画を見に行くと言い出すが、そこで美大生の海(カイ)とぶつかる。

    海にビデオデッキを直してもらうように依頼し、修理が終わった後一緒に映画を見るが、ふとやはり夫と一緒に映画を見ていたときのことを思い出す。

    海が帰る際、海に「映画を撮りたいんじゃない?」と掻き立てられる。

    転がっていくうみ子の人生は、いったいどうなるのか。



    出会いはTwitterの筆者アカウント(だったと思う)。
    僕が最初に感じたのは、「65歳が映画を撮るなんて」「よもやそれを主題に設定しようとは」という驚きであった。
    しかも調べてみたらミステリーボニータは、中高生中心の青年誌らしい。なぜこれがマンガ化できたのか?

    この疑問は読んでみたらすぐに吹っ飛んだ。大学生とおばあさんの単なる交流ではない、それぞれの夢と思い出を交錯させ、またえぐられながら、一緒に歩もうとする青春マンガだった。ズキンと来る場面も多いのはなぜだろう。


    映画というロマン詰まった文化を、65歳でも19歳(?)でも夢として将来の生業として語り合う、目指すことができる、というのがなんと素晴らしいことではないか!と、もうすでにわたしはこのマンガにのめりこんでしまっている。

    勝手に盛り上がってしまって書評的ライティングではないのが心苦しいですが、長く続くマンガとして期待したいところです!


    秋田書店・月刊ミステリーボニータにて連載。
    2020年11月号~2021年7月号まで分を収録。

  • 6巻まで。

    好きすぎる。巻を重ねるごとに面白くなっていく…!

    創作に伴う感情の波、没頭、葛藤。
    こんなに内省しまくる漫画ってあるだろうか。それが、何かを創り出す営みなのかもしれない。
    主人公が60代。社会や対人、家族、人生の中での経験を重ね、自分がある程度わかっている時期、そこから、さらに自分、そして自分を通して見た他者について、深めていく過程。

    私自身は、創作とはあまり縁のない生活だけど、物事に向き合う姿勢については、かなり学ぶものがあった。真摯に実直に、ときには自分のすべてをさらけ出すように何かと向き合うことは、苦しいけど尊い。

  • 「このマンガがすごい オンナ編 一位」ということで読んでみた。
    最近小説でもおばあさんもの多い。
    小説は、認知症絡みが多いが、このマンガは元気なおばあさんだった。
    このくらいな元気さが普通かも。
    面白かったな。
    二巻も読もう。

    いろんな年齢層の作家が活躍できるのか、読者にこの年齢層が多いのか。多様性の波がいろいろなところに押し寄せているな。


  • 本屋さんでなんとなく手に取って買ってしまった。コミック?漫画?なんて久々。

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著者プロフィール

漫画家、イラストレーター。
既刊には『グッドナイト、アイラブユー』全④巻(KADOKAWA刊)がある。
情緒ある風景描写と、憂いあるキャラクター描写が魅力。
またたらつみジョン名義でBLでも活動中。

「2021年 『アザミの城の魔女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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