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- / ISBN・EAN: 9784253265317
作品紹介・あらすじ
異星人から提供された、超強力な癒やしを宿主に与える“もふもふ”こと特殊臨床慰謝体(とくしゅりんしょういしゃたい)と共存するこの惑星の人々は自殺が日常茶飯事。この奇妙な世界で生きる人々のドラマとは。
感想・レビュー・書評
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>あなたが耐えがたい苦しみの渦中にあるとき
モカリノタマラピッを抱くことにより
あなたの傷ついた精神を慰め 癒すことができる
>あなたがもふもふを不要とするまで
という、という…なに漫画?
生き物の半数が心を病んでいるという惑星で、太古より生物によりそってきたモカリノタマラピッは異星人のペットだったという。本当の飼い主である異星人ヴュヌヴェョヨヮがその毛玉─モカリノタマラピッの使い方を教えてくれたので、人類は心を病んだ人々にモカリノタマラピッを支給し、その心を癒すのだった、というお話。
モカリノタマラピッは、「プリンタニア・ニッポン」みたいに人に寄り添う生き物なんだけど、正直得体が知れない…一緒にいても人はガンガン飛び降りるし火だるまになるし、本当に癒されてる…?
1巻ラストではなんか、飼い主の異星人がモカ(略)から負の感情を吸い取っていて、なんだろう、とにかく不気味。
人間側のなんか怖い感じの宗教も不気味。
でもあとがきで作者が「この毛玉一番欲しがってるのは私です」って言ってるから大丈夫だよね…?実は侵略したりキューべえだったりしないよね?
不気味さを下地にしつつも、「あなたが大事」「生きづらさは誰しも持っている」というメッセージが暖かく届く漫画です。
どういう層にオススメするのが良いのか良く分からない漫画ですが、自分にはオススメしていただきたい漫画です。
著者の本田氏は「ガイコツ書店員本田さん」が大層好きだったので、LINEマンガでやってた「ほしとんで」も読んでいて作風ちげー!って思ってましたが、もっと作風違う作品書いていたのですね。ふり幅広い。
みんな社会と向き合うことに苦労している感じなのは共通しているのかも。
手や足のゴツゴツした描き方が好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
モフモフという癒し。
モフモフと一緒にいても死んでしまう人もいるというところが不穏だな。 -
難しい自死というテーマについて、軽快さと重さがバランスよく話が進んでいく。いろんなでき事に出会って、それを消化して吐き出したものがこの世界のセリフになっただろうな。
一巻のラストとモフモフの仕組みめっちゃ気になります。2巻期待! -
メソと同じときめきを持ちました
息子さんよりお父さんに感情移入してしまったな
歳かな
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