統計学のための数学入門30講 (科学のことばとしての数学)

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  • 朝倉書店
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本棚登録 : 245
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784254116335

感想・レビュー・書評

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  • 内容は高校数学から初等の微分積分、線形代数学のレベルであり、(理工学系のものにとっては)いたって平易だけれど、いたって平易な内容を、さらにわかりやすく、なぜこの数式が統計学に役立つのかについて、丁寧な解説が加えられている。このような読者、学習者の視点に立った著作は、永田氏の際立ったセンスであると思う。
    理解を助く、あってもよい一冊。

  • 統計学のための、とあるが内容的には高校数学のおさらいから始まって線形代数、1変数の微積分、多変数の微積分と理工系の教養数学の定番をカバーする。多変数微積分の練習問題に共分散行列を扱う問題が出ているあたりに「統計学のため」という色が出ているか。

  • 東2法経図・6F指定:417A/N23t/Akashi

  • ただ単に数学の教科書を眺めるのとは違って、統計学の文脈だとこんな風に使いますといったような例題を含め、統計学を数式をまじえて解説してくれる書籍です。ただただ順序立てて微積や行列について学ぶのではなく、統計学を意識して数学の学びを深めたい方にオススメの一冊です。

  • 前書きの段階で「ああこれは何度も読み返すやつだ」とわかる本。コンセプトがはっきりしている(誰の何を解決したいのか)のが良い。

    内容はサマリ+統計学との結びつき。
    なのでこれで最初から勉強するよりは、統計学を勉強していて数学的な補足が必要なときに読み返す用だろな。

  • 2008/7/7購入
    実用的

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著者プロフィール

大阪大学大学院人文学研究科教授、総合学術博物館長。専門は演劇学、近現代演劇史。文化庁「大学における文化芸術推進事業」にて社会人アート人材育成事業を推進中。『漂流の演劇―維新派のパースペクティブ』(編著、大阪大学出版会、2020)、『記憶の劇場―大阪大学総合学術博物館の試み』(共編著、大阪大学出版会、2020)、『歌舞伎と革命ロシア』(共編著、森話社)、『ポストモダン文化のパフォーマンス』(共訳、国文社、1989)、『セルゲイ・パラジャーノフ』(共訳、国文社、1998)他多数。

「2023年 『徴しの上を鳥が飛ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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