輝ける日々

  • 朝日出版社
3.20
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255001883

作品紹介・あらすじ

ベストセラー作家ダニエル・スティールの息子、ニックは19歳で自らこの世を去った。幼い頃から利発でユーモアに溢れ、天使のように可愛らしかったが、その反面、衝動をコントロールできず攻撃的になったり、奇抜な行動をとったりした。ニックは当時めったに診断されることのなかった若年性の躁うつ病だったのだ。本書は、精神障害を持つとはどういうことなのか、戸惑い、闘い、愛し抜いた日々を、母親として、作家として、すべての人に伝えるために、鋭い洞察力で細やかに綴った、感動の自叙伝である。

感想・レビュー・書評

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  • 著名な作家による躁鬱病の息子との壮絶な記録。限りなくがんばった母親の愛と、最後に「二度とこのような悲しみに出会いませんように」という素直な吐露が心に残る。

  • 母親の愛情とエゴが溢れ出てきて、涙なしでは読めない。彼女の子育てに対しては賛否両論あるだろうけど、ニックが彼女からの愛情を心から信じられていたなら、それでよかったんだと思う。

  • ラブロマン小説作家、ダニエル・スティールの若年性双極性うつ病の息子の幼少期と自殺についての手記。
    スティールは女流作家だったというのを初めて知った。
    息子は19歳での自殺。文章はかなり甘ったるく、食傷気味。

  • 2006.01. ベストセラー作家(私は知らなかった)の息子ニックの若年性躁鬱病の日々を綴っている。後にニックは19歳という若さで自殺してしまうのだけれども。この本もベストセラーとなり、1度目を通してみようと思い読んだ。著者の、息子への愛情が本からはみ出そうだ。ニックは可愛くて賢くて最高の息子だったんだろう、ということはわかる。少し泣ける。だけど、躁鬱病を患っている身として読んではイマイチだった。

  • 14章までは「あ、これは母なるおっぱいのお話だ」と馬鹿にしていました。私は家族の視点じゃなくて、もっと客観的な視点から躁鬱病のことが知りたかったからです。でも、15章からはがらりとイメージがかわります。ニックの魅力に圧倒され、彼の死はまるで自分の親友の死のように感じられます。彼みたいに素敵な人がこの世にもういないなんて、と苦しくなってきます。でも母であるダニエルの深い愛は、本当に本当に彼にとって最高のものだったんだ、家族の愛って最高なんだっていうことがひしひしと伝わってきて、少しだけあったかい気持になれました。でも、やっぱりニックの死はつらい。

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ダニエル・スティールの作品

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