- Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
- / ISBN・EAN: 9784255003535
感想・レビュー・書評
-
(図書館員のつぶやき)
日本画家の松浦寿夫と造形作家の岡崎乾二郎のいろいろな角度から美術を語る内容ですよ。じっくりと話を聞くかんじで読んでみらんですか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりに再読。思った以上に自分の思考がこの本によって影響されていることに改めて気づき驚く。決して簡単に読める本ではないが、二人の対話はとても刺激的。巻末に参考文献表が付いているので、そこに掲載されている文献を参照しつつこの対話を読むと理解も進むだろうし面白いだろう。
-
1 純粋視覚の不可能性
2 代行性の零度
3 無関係性
4 「国民絵画」としての日本画
5 平面性の謎
6 誰がセザンヌを必要としているか(Ⅰ)
7 誰がセザンヌを必要としているか(Ⅱ)
8 モダニズムの歴史という語義矛盾
9 メディウムと抵抗
旧版あとがき
増補改訂版のあとがき
文献リスト
図版出典
人名索引
事項索引
(目次より) -
絵画は保留にする事を決めた(ちょっと準備が多すぎて)途端に絵画に関して考えるチャンスが来てしまった。
三章あたりの言語のオーバーラップする状況への歴史的な連続の部分は興味深い。
が勉強不足のため大半が理解不能
絵画の準備を
だ -
なんだか、読んでるうちに絵が描けそうな気になってきます。注釈も豊富で懇切丁寧。実作者が絵画を語っているので、たいへん説得力あり。
-
絵画の問題系を網羅した濃厚で緻密な対談の記録。ルネサンスから現代、西洋美術から日本美術に至る広い範囲にわたり、具体的な作品に即して展開される対話集。(「MARC」データベース引用)(2005)
難しいのであと数回読む予定。それか先にある程度勉強終らしてからの方がいいのか。 -
学者、評論家ではなく、画家が自作以外の絵画について語る。
これは、ありそうでなかなかない。
池田満寿夫さんの本はとても面白かったですが。
数回の対談をまとめた内容。とても知的で内容が濃い本ですが、真剣に読み込まないと、よく理解できません。
好きな部分だけを読んでも良いのかもしれません。 -
まだ通読はしていませんが、気体を込めて五つ星。美術史に関する情報量だけでも絶対に損はありませんが、それ以上に、絵を見ることがもたらしうる根源的な意識の変容を、岡崎氏ほど明快に説明できる人は他にいません。