ゆるく、自由に、そして有意義に──ストレスフリー•ツイッター術

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  • 朝日出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255005539

感想・レビュー・書評

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  • どちらかというとローテクな感じの著者が、「フォローされない!」「ネガコメこわい」などのストレスをさけてTwitterをするための心得を教えてくれます。

    どっぷりTwitterにはまらず、少し離れたスタンスは、「相互フォロー」や、「Twitterでマーケティング!」などの声高のTwitter推進ではなく、自然なコミュニケーションの選択肢の一つとしてTwitterをとらえたい方向け。
    フォロー数、フォロワー数を増やしたい!Twitter有名人になりたい!というガツガツした方には視点を変える一冊となるかも。

    Twitterだけでなく、インターネットでのコミュニケーションを考える上でよい本だと思います。

    批判コメントに対しての対応は参考になります。
    1:反射的に「怒り」で対応しない
    2:相手の視点をまず受け入れる
    (「あなたは誤解している」ではなく、「そういう誤解を受ける可能性はありますね。」)
    3:その視点が誤解から生じていることを、相手に発見させる
    (「そういうとらえられ方は想定外でした。」「ご指摘ありがとうございます。」)
    4:相手が謝ったら、高圧的ではなく、自分の学びの場として謙虚に対応する

  •  洋書ニュースの渡辺由佳里さんが書いたツイッター本。
     入門書とか指南書という位置づけではなくて、市井のいちユーザーがどういうふうにツイッターと関わってきたか教えてくれる。ちょっとしたコツとか、ある程度のマナーなんかは必要だけど、基本的に「~しなければならない」とは対極にあるのがツイッターというメディアなんだということを、自身の体験などを例に出しながらやさしく解説してくれるので、すらすらと読み進められる。なかには「あるある」な体験なんかもあったりして。

      第5章「ストレスなしのツイッター」は、実際にツイッターを活用している人がおちいりやすい(かもしれない)悩みを取り上げて解決策や考え方のヒントを示してあるので、ツイッター疲れの方によいかも。ツイッター中毒のチェック項目もあって一読の価値あり。

     RTで流れてくるいろんな人の立派な発言を読んでいると「自分はなんて中身のないツイートをしていることか」としょんぼりすることもあるけれど、まあそれはそれでいいのかな、と気楽に構えられるようになったかな。

  • p237
    相手がだれであれ対等に敬意をもって接する
    目的が何であれ、相手に押し付けない
    異論や反論は私を主語に
    中傷誹謗と取られる可能性がある表現を避ける
    相手の視点をまず認める
    正しくてもしつこく相手を論破説得しようとしない
    他人の話に耳を傾ける
    自分なりのコーピングを用意しておく
    ツイターをする理由を自問する

    退場するのもあり

  • イベントで購入。Twitter本。ゆる〜く始めるために流し読みする本かなー。

  • ツイッターについて、初心者にも分かりやすく解説。
    「まずプロフィールとして、20ツイートしてみよう」とか、ツイッターの機能など。

    さらにツイッターのすばらしい点、注意すべき点、ひいてはSNSを介してつきあう人との距離感についてや、ツイッターはあくまでも生活を豊かにする非常に有効なツールのひとつであることなどなどが、淡々と率直に述べられている。

    まずは、人生ありき。SNSを介した人間関係のみならず、実生活での人との付き合い方、大人として生きるということについて、考えさせてくれた本だった。装丁もよく、良書。

  • 最近、Twitterを始めてみたので読んだ本、その2。1年以上前の内容だけど、Twitter関連のへんな技術書、ビジネス書より、断然すーっと入ってきました。最初にやること、迷信と真実、ストレスの実例とかを紹介した上で、ひととしてのマナーを守りながら、時間をかけて自分なりの使い方を自由に見つけていくという視点は、なるほどなぁと勉強になりました。

  • ネットの世界のちょっと気にかかるところを、分かりやすく解説してくれる。アナログ人間も安心して読める。

  • twitterのマナーについて詳しく書いている。
    「コーピング」という言葉が分かりにくい。
    「対処」でよいのではないだろうか。

    twitterの負の面も丁寧に記述している。
     アカウント乗っ取り
     twitter中毒
    など、気をつけることを書いているのがよい。

    課題としては、
    インタネットがネットワークの相互接続であることなど、
    基本的な原理について説明していないことだろう。
    原理がわかっていないと、作法(マナー)や、負の面への対応も
    表面的なものになるか、人間固有の問題になるかのどちらかに振れてしまう可能性がないだろうか。

    インタネット固有の問題への対応にも目を向けるようにするとよかったかもしれない。

  • 洋書ファンクラブや洋書ニュースを主催している渡辺由佳里さんが、どうやって気楽に、楽しく、ツイッターを活用しているかが紹介されていた。インターネットの世界に素人(ちょっと失礼かな?)彼女だからこその庶民的感覚(?)のツイッター文化論はとても参考になった。タイトルの「ゆるく、自由に、そして有意義に」がぴったりで、ほかの固めのツイッター論とは異なる視点の本で、楽しく読めた。ただ、中間以降、著者のかなり細かい個別体験事例が事実の羅列式という感じで書かれた部分があり、中だるみしてしまいそうだったのが欠点かも。

  • 一昔前はインターネットの世界はバーチャル、ハンドルネームで
    2チャンネルで炎上したり、虚構のステージでもあった。
    ところが近年はfacebookでの実名登録のせいか
    Twitterでも実名の方多くなりました。有名人もたくさんいるせいもあり?
    そんなこともあってか指南本はたくさんありながらもこの本のように
    心のことを書いて本はあまりないのでは?
    フォローは、RTは。。とそんなハウツーものでは人と人とのつながりで
    おこることに焦点をあてた一冊。twitterやSNSの関わり合いでちょっと嫌な気持ちになったとき、役に立ってくれる。
    人それぞれ、自分流に楽しめればいいという当たり前のことを再確認できる。

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著者プロフィール

エッセイスト、翻訳者、洋書レビュアー。1995年よりアメリカ在住。
自身でブログ「洋書ファンクラブ」を主幹。年間200冊以上読破する洋書の中からこれはというものを読者に向けて発信している。
2001年に小説『ノーティアーズ』(新潮社)で小説新潮長篇新人賞受賞。翻訳書には、『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(糸井重里監修、日本経済新聞出版)、スナイダー『毒見師イレーナ』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、ソルニット『それを、真の名で呼ぶならば』(岩波書店)など。著書に『新・ジャンル別 洋書ベスト500プラス』(コスモピア)、『ベストセラーで読み解く現代アメリカ』(亜紀書房)、『アメリカはいつも夢見ている』(KKベストセラーズ)など、多数がある。

「2023年 『男性の繊細で気高くてやさしい「お気持ち」を傷つけずに女性がひっそりと成功する方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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