世界をやりなおしても生命は生まれるか?

著者 :
  • 朝日出版社
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本棚登録 : 269
レビュー : 46
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255005942

作品紹介・あらすじ

光も食べ物も必要としない生命、1つの数式でできてしまう生命、宇宙が死ぬのを早めている生命、生命の本当の姿は常識を超えている。生命の本質にせまるメタ生物学講義。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルにそそられて読みました。

  • 世界をやりなおしても生命は生まれるか?

  • 「科学界のインディ・ジョーンズ」と呼ばれる長沼毅さんの本です。
    この本は、10人の高校生への授業というか、講演というか、議論というか、対談のようなものを本にまとめたものです。生命の定義とは何か、人工的に生命は作れるか、何がどうなったら生命を作ったと言えるか、何のために生命は存在しているのか、など結構根源的な話しが語られます。面白いです。
    生命の話をしていますが、生物学的な話だけで無く、化学、物理、電気、コンピューターなどさまざまな領域の話が出てきます。最後の方はちょっと哲学的な話になっています。この辺突き詰めていくと、あらゆる分野の知識が必要となる、というわけですね。
    最後まで読んでも、「世界をやり直しても生命は生まれるか?」という問に対して答えはありません。まぁこれは決して答えの出る問いではないのでしょうが、でもやっぱり私は生命は生まれる、と思いたいですね。

  • 高校生を相手にした講義の中で繰り広げられる壮大な科学論議。生命とは何か。生命は作れるのか。あー面白かった。しかし知識が豊富で且つ柔軟な思考力のある高校生達だこと。

  • タイトル「世界をやりなおしても生命は生まれるか?」ということに対する答えは、本の中にはない。と思う。
    けど、本を読んだ上で私が思うのは「地球と同じパターンでは不可能だと思うけど、別のパターンでは可能なんじゃないか」。
    宇宙のどこかに、太陽系のDNAとかがあれば別だけど…。「世界」って私の認識している「世界」のことだけども。
    地球外生命体は、いると思います。

    長沼さんの本は、仕事の関係で何冊か読んでおり、度々「わかりやすい」と感じる。
    この本は中高生への講義4回分をまとめたもので、まさに授業を読んでいる感じ。
    学生とのやり取り、楽しそうだなあ。
    また相手の中高生もすごい。日頃から熱心に勉強しているんだろうな…

    中で語られた、「魂を機械的に、数学的に解き明かしていきたい」という言葉にはドキッとした。
    私はまだどこかで、数字にならないものに憧れを抱いているんだろうな。でもこの言葉には、長沼さんの生物学者としてのプライドとか憧れがあるんだろうなと感じる。

    気になった点、いくつか。
    「生物誌」「エントロピーの最大化と散逸構造」「楽園の形成」

  • 深海には
    外からエネルギーをとらずというか
    硫化水素だけで
    嫌気性微生物の力でエネルギーを得て暮らす動物がいるというのには驚いた
    細胞を維持するにはエネルギーが必要で
    それをどのようにするのか
    エンタルピー増大の法則に従いこれからの世の中がどうなっていくのかも興味深いなあ
    5億年以上前にカンブリア紀
    三葉虫の出現により爆発的な変化があったというのも
    面白い
    突然発生した目を持つ動物
    目を持たないものにとって脅威か

    動物の世界では目に機能が発達してないものも多いけどなあ
    まだまだわかんないことだらけ

  • 生命とは何か。エントロピーの増大、川の流れにおけるうずまき。生物学だけでなく、物理学や宇宙のありさまなど、広い分野から考えられて面白かった。
    「生物は宇宙を平衡にするために存在する」というのは、死=平衡という理解でいいのか?「死ぬこと」についての記述はあまりなかったが、死に向かっていく不安が少し薄れたように思う。
    それにしても、このセッションに参加していた高校生たちの応答のレベルが高くて感心した。一生懸命、勉強してる子たちなんだなぁ。

  • 面白い!!
    生物学の講義の本だと思ったら、
    物理、化学、宇宙を織り交ぜて話が進む。
    これぞ『長沼流』ですね♪

    後半はちょっと難しくて理解出来ないトコがあったけど、
    このディスカッションの相手が高校生っていうのが凄い。
    このメンバーの中から『ポスト長沼毅』が出てくるかも知れませんね♪

  • 講義する形式のは素早く理解するのには良いね!

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著者プロフィール

1961年、人間初の宇宙飛行の日、三重県四日市市に生まれる。4歳からは神奈川県大和市で育つ。海洋科学技術センター(JAMSTEC、現・独立行政法人海洋研究開発機構)深海研究部研究員、カリフォルニア大学サンタバーバラ校客員研究員などを経て、現在は広島大学大学院生物圏科学研究科教授。北極、南極、深海、砂漠など世界の辺境に極限生物を探し、地球外生命を追究しつづけている吟遊科学者。
主な著書に『世界をやりなおしても生命は生まれるか?』(朝日出版社)、『考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子』(クロスメディア・パブリッシング)、『ゼロからはじめる生命のトリセツ』(角川文庫)、『生物圏の形而上学 ―宇宙・ヒト・微生物―』(青土社)、『超ヤバい話―地球・人間・エネルギーの危機と未来』(さくら舎)などがある。

「2020年 『我々はどう進化すべきか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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