SUPERな写真家 (ideaink 〈アイデアインク〉)

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本棚登録 : 101
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255007403

作品紹介・あらすじ

写真は夢を現実にする。
ネバー・ストップ・ドリーミング。幼くして両親を失い工場で働き、ユーミンに会うため夢の国・日本へ来たシンガポール人写真家レスリー・キー。
何も持たないマイノリティだった青年が、採算度外視でアジアのスター300人、東京の1000人を撮り、写真展に5万人を動員する。
男性ヌード写真をめぐる逮捕劇を乗り越え、スーパーポジティブな情熱で愛と希望を撮って人を動かす写真家による、夢見て実現する日本人へのエール。

「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第8弾。画期的なブックデザインはグルーヴィジョンズ。

感想・レビュー・書評

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  • 「人生にとって大切なことは一瞬です。(中略)それは写真に似ているかもしれません。いいタイミングでシャッターを押さなければいい写真が生まれないように、人やチャンスとの出会いにひるんではいけません。」

    商業的な写真も撮りながら、自分が本当に撮りたいものを個人ワークで続けていく。このスタイルってどの分野でもあって、現代のアーティスト(作り手)のあり方のひとつなのだろうと思う。

    でもレスリー・キーには、どちらも楽しんでいて、どちらも必要なのだと感じた。

  • 芸術か?、わいせつか?
    写真家になるまでの軌跡。自分の芸のためにお金をかけることは必要である。

  • 何とも前向きで、輝かしい文体、そして半生。シンガポールでの青年時代から日本(そしてユーミン)に対して「夢をみてきた」ということが、とてもレスリーを強くしているのだと思う。夢があるから、強くなるのだ。かつての工場での集中した作業も、撮影での集中力に活きている、との前向きさには感嘆させられる。

    前向きで明るく活動的な性格が、ポートレイトにも表れて、被写体にもそれが好まれる――という好循環を生んでいるのだろう。レスリーは被写体の周りを「journey」する、と書いていた。旅行中って、必死で動き回るでしょ?と言われると確かにそうだなぁ。そして、そう、そのアクティブさが、夢を実現するのだなぁ。

    journeyだ!アクティブにいくぞ!

  • とっても面白かった!!
    レスリーの写真は前から大好きだったけれど、本を読んで、レスリー自身が大好きになった。
    これからももっとずっと活躍してほしい。

  • なぜ裸を撮るのか?ましてや射精する姿までを写真におさめることで一体何を表現できるのか?そんな疑問を持ちながらこの本を手にした。しかし、作者のバックグラウンドを知るうちに、そんな疑問は消えていった。当然才能ありきの世界ではあるけど、それ以上にコミニケーションやネゴシエーション能力が不可欠。彼のそれらの能力は幼い時から働きながら鍛え上げた努力と、欲求に正直に生きる姿勢を貫いたゆえの能力であることを強く感じた。ただの運だけとは言えない凄さ、運をひっぱり自分へと手繰り寄せるエネルギーに満ちている。今回この本を読むことでこんなに体の芯からwant toを形にし邁進するアーティストを知ることができて本当に良かった。これからSUPERシリーズなど、彼の作品をじっくりと観ていきたい。

  • 彼を紹介したテレビ番組を見て、なんてエネルギッシュな人だろうと印象に残った。そして撮ったポートレートは目を惹きつけて放さない。どんな経緯で写真家になったのかこの本で知った。2013年2月の逮捕から始まり、幼い記憶から来日後の苦労、近年の成功まで。後半だけ読むと成功例の連続だけれど、前半から読み進めるとその結果が訪れたのは彼の熱意と信念によるのだと納得する。よいガツガツ感。同時に自分には足りないガツガツ感…。うーん。FBもフォローしよう。

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著者プロフィール

写真家。1971年シンガポール生まれ。シングルマザーの家庭に育つ。13歳から日系工場で働くなかで日本文化に魅了され22歳で来日。1998年の写真家デビュー以降、ファッション雑誌を中心に資生堂などの広告も数多く撮影。2004年創刊の自費出版誌「SUPER」シリーズは『SUPER LADY GAGA』など毎号ひとつの対象を徹底的に撮るライフワークとなる。アジアのスター300人を撮ったスマトラ沖地震のチャリティ写真集『SUPER STARS』(2006年)、東京の1000人を撮った『SUPER TOKYO』(2010年)を発表し、表参道ヒルズでの展示はともに累計約5万人の来場者数を記録。2011年にはティファニーと東日本大震災の共同チャリティ写真集『LOVE & HOPE』を、翌年には松任谷由実デビュー40周年を記念した写真集と展示『YUMING FOREVER』を発表。2013年2月、男性ヌード写真集の販売により逮捕され、アートとポルノの境界をめぐる議論を巻き起こした。事件を乗り越え、自身のデビュー15周年記念写真集『SUPER LOVE』を2013年10月に刊行予定。

「2013年 『SUPERな写真家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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