超辛口先生の赤ペン俳句教室

著者 :
  • 朝日出版社
3.71
  • (12)
  • (19)
  • (21)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 226
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255008097

作品紹介・あらすじ

話題のバラエティ番組『プレバト!!』(MBS・TBS系/木曜よる7時~)で大好評の俳句コーナーをまるごと1冊に!
夏井いつき先生が、人気芸能人62人が詠む俳句を一刀両断!
美しい兼題写真と添削をオールカラーで完全ヴィジュアル化!
初めての人でも俳句がうまくなる、やさしく、楽しい入門書!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あけましておめでとうございます vvv

    数年前まで毎週欠かさず見ていたプレバト。
    夏井先生の辛口コメントと共に、俳句の添削&添削の理由をおさらいできて良い本でした!

    アウトプット苦手人なので、何かしら自分に合う手段を探したくて、俳句を勉強してみようかなーと思っていたりします。
    17音で良いなんて楽じゃない?!と思ったりもしますが、きっと浅はかな考えなんでしょうねぇ。

    数か月後にどう言ってるか、自分でも楽しみです笑

  • 俳句の基本的なルールが
    するするっと身につく、
    大変わかりやすい『入門書』

    掲載された写真を見て、
    芸能人がどんな句詠んだか?
    そしてその句を夏井先生が
    どう添削したか?
    が、問いになっている。

    同じ景色を見て
    同じ人間が抱く思いに、
    それほど違いがあるとは思えないからこそ、
    ひねり出される
    『俳句』は興味深い。

    発想の吹き溜まった句が多くて当然のはずだが、
    これをざばざばっと切り、貼り、繋げて
    誰もが「おおぉ~♪」と、感嘆の声をあげるほどの
    秀句に変えてしまう美技は
    見ていて惚れ惚れしてしまう♪

    最終章の
    プレバト秀句集で目にした又吉さんの句には
    (俳句も上達すると、
    こんな目で景色を見れる様になるのか♪)
    と、ワクワクさせる煌きがあった。

  • 俳句はなかなか難しい。
    Q&A形式の構成となっているが、Aを見せられて、解説を読んでも、判然としない、腹落ちしないものが多々あったり、、、

    やはり、先生のネーム、肩書きがものを言う世界なのかなぁ。。
    定量的な世界で生きている自分には難しい世界だが、だから、ハマる人が多いのかも知れない。。と妙に納得。

  • 人気コーナーの俳句本。もう8年も前に出た本だが、こういうのは古くならない。

  • クイズ形式になっているおかげで、考えながら読み進められる。夏井先生の添削が入ると、元の俳句がグッとよくなるのが素人目にもわかるからすごい。劇的に変化する俳句作品を追っていると、自分のセンスまで磨かれていくような気がするけど気のせいなのか…?
    トクするQ &Aのページも充実しており、俳句初心者に嬉しい入門の書となっている。たった十七音で、人に映像や四季の風景を想像させる俳句って、やはり奥が深い。オールカラーであるのもみやすいし教科書みたいで楽しく読めた。

  • 序章 はじめの一歩を踏み出すために
    第1章 季語は1句に一つ?―季重なり
    第2章 「発想の吹き溜まり」を抜け出すには?―類想類句
    第3章 「言葉の無駄遣い」って何?―言葉の節約
    第4章 「こころ」と「ことば」に隙間あり?―伝わる俳句
    第5章 「発想を活かす」ための小さなコツとは?
    第6章 プレバト俳句を味わう―印象的な一句とは
    あとがき

  • 人気テレビ番組「プレバト」そのままを本にしたもの。夏井先生の辛口指導が見ているようにわかる。

  • 切れ字「や」はすぐ上の言葉を強く詠嘆すると共に「切れ」を生じさせ、カットを切り替える働きも持つ。一句に一つが定石。説明臭さのない動詞を使う。助詞は語と語の関係を示したり微妙なニュアンスを添える。季語を主役にする工夫も。季語に映像を持たせる。俳句を作るには、①まず、季語とは関係のない12音のフレーズを作る。② ①のフレーズの気分に似合った季語を探す。③12音のフレーズに季語は入れない。④12音のフレーズが楽しそうなら楽しい気分の季語を、悲しそうなら悲しい気分の季語を選ぶ。

  • ネット書店での購入だったので、イメージしていたものとは異なっていたけれど、内容としては満足。

    文字一つで句の持つ感情や情景表現が変わってゆくプロセスが楽しい。

    感情を直接散文的に表現するのでは無く、読む者にビジュアルイメージを与え、化学反応を引き起こして起爆させる。これが俳句の醍醐味なんだろう。

全28件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

昭和32年生。松山市在住。俳句集団「いつき組」組長。俳都松山大使。「第8回俳壇賞」「第44回放送文化基金賞」「第72回日本放送協会放送文化賞」「第4回種田山頭火賞」受賞。著書に『超辛口先生の赤ペン俳句教室』『夏井いつきのおウチde俳句』、句集『伊月集 鶴』(小社刊)等多数。

「2023年 『おウチde俳句くらぶ 作品集 2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夏井いつきの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×