句集 伊月集 龍

著者 :
  • 朝日出版社
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本棚登録 : 17
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255008455

作品紹介・あらすじ

絶版となって久しい夏井いつきの第一句集『伊月集』。
多くの方から”是非、復刊してほしい”との要望に応え、新装版としてここに蘇る!

『プレバト!!』(毎日放送/TBS)で講師をつとめる夏井いつきの第一句集の復刻。
絶版となっていた1999年刊行の夏井いつき第一句集『伊月集』が新装復刊されました。蘇る30歳代の珠玉330句。新たな前書きや表記も改め、今、『龍』となる。
時代が待っていた句群のあらためての登場です。

感想・レビュー・書評

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  • 今、最も忙しいであろう俳人の夏井いつきさんの30代までの格闘をまとめた330句( あとがきに自らそう語っておられる)

    『伊月集 龍』というタイトルにふさわしい龍のイラストのとても美しく、お洒落な装丁
    ちょっと俳句を齧り始めたばかりの私などには、とても読み解けないぶっ飛んだ俳句が多く、何のこと?と思わざるを得ないのもあったが、理屈で理解するのでなく
    感性で受け止め、この句好きだなとかいいなとかいうものなのだろう

    また一読して終わりではなく、側に置き、折につけペラペラと捲り味わうものなのだろう

    40代の句集『梟』と最近出たばかりの50代から今に至るまでの句集『鶴』も読んで、どんなふうに句が変化していくものなのか見てみたい (生意気言ってすみません)

     もてなしのつめたき酒と龍の舌
     がぢと舌かんで桜の夜となりぬ
     九年母は好きかと問はれても困る
     レモンかじれよ青空の落ちて来よ

  • 第一句集(平成十一年発行)の新装版。今一番忙しい?俳人いつき先生の三十代の三百三十句。イラストがいい。黒田杏子主宰の初版本の『序』がまたいい。ちょうど四国遍路吟行の頃です。「四国遍路吟行-俳句列島日本すみずみ吟遊」もよかったですね。

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著者プロフィール

昭和32年生。松山市在住。俳句集団「いつき組」組長。俳都松山大使。「第8回俳壇賞」「第44回放送文化基金賞」「第72回日本放送協会放送文化賞」「第4回種田山頭火賞」受賞。著書に『超辛口先生の赤ペン俳句教室』『夏井いつきのおウチde俳句』、句集『伊月集 鶴』(小社刊)等多数。

「2023年 『おウチde俳句くらぶ 作品集 2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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